この雑学では「下町」という言葉の意味や語源由来、上町という言葉はあるのかについて解説します。
雑学クイズ問題
下町とはどんな町?
A.歴史のある町
B.南にある町
C.下民の住む町
D.低地にある町
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
下町の意味や語源由来を解説、上町という町は存在する?
下町ってどんな町?
テレビで放送されている旅番組などでは「下町」という言葉が使われていることがありますよね。
最近では池井戸潤さんの原作小説を映像化した「下町ロケット」というドラマも放送されていることから、下町という言葉を見かける機会が増えました。
なんとなくノスタルジックな気分にさせてくれる「下町」という言葉ですが、そもそも意味をご存じですか?
下町とは具体的にどのような町を指して下町と呼んでいるのかわからない人がほとんどなのではないでしょうか。
今回はわかりやすく「下町」という言葉の意味や語源由来についてわかりやすく解説していきます。
また、下町に対して上町という対義語が存在するのかどうかについても解説していきますね。
下町の意味や語源由来とは?
それではさっそく「下町」という言葉の意味や語源由来について解説していきます。
「下町」という言葉について辞書などを使って調べてみたところ、以下のような意味であることがわかりました。
・都会にある低地の町
・町でも店や工場などの建物が集まる区域
下町というと以上のような意味になりますが、単純に住宅街を指して下町と呼んでいるのではないことがわかりますよね。
下町とは住宅の他にも商店街などのお店、昔ながらの工場などが立ち並んでいる町のことなのです。
新興住宅地などが下町と呼ばれないのも、ほとんどが住宅であり、あまり店や工場などが見られないからなんですね。
東京では下谷・浅草・神田・日本橋・深川などの地域を指して「下町」と呼ぶことが多いようです。
下町の対義語は山の手
続いて「下町」という言葉の対義語について解説していきます。
下町には「都会にある低地の町」という意味があることを解説しましたよね。
「下町」という言葉の語源由来は、単純に低地にある町であることからきているそうです。
そして、その中でも海や川に近い低地のことを特に下町と呼ぶことから、山側である「山の手」が下町の対義語になります。
昔は城下町の中でも特に市民階級の人が多く住む町を「下町」としたこともありました。
しかし、現在の日本ではそうした考えが無くなったことから、市民階級が多く住む町という意味で「下町」が使われることはなくなりました。
そして、下町の対義語は山の手であるため、下町に対して上町という言葉が使われることはほとんどないそうです。
以上が「下町」という言葉の意味や語源由来、上町という言葉についてでした、いかがでしたか?
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「D.低地にある町」でした!
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まとめ
下町という言葉には「都会にある低地の町」「町でも店や工場などの建物が集まる区域」という意味がある。
都会の低地にある町だったとしても、お店や工場がない区域については下町とは呼ばれない。
また、下町は低地であり川沿いや海の方にある町であることから、対義語は山側という意味の「山の手」である。
低地にある町ということが語源由来となって「下町」という言葉が誕生した。