水道水が白く濁る理由、飲んでも安全かをチェックする簡単な方法!

蛇口を捻ると出てくる水道水ですが、白く濁っている場合がありますよね。
水は無色透明なものというイメージから、白く濁った水道水を飲んだり、料理に使ったりするのに抵抗を感じる方もいるかもしれません。

今回はそんな人に向けて、水道水が白く濁る理由について解説します。
また、白く濁った水道水を飲んでも安全かどうかチェックする簡単な方法についても解説していきます。

水道水が白く濁る理由

理由のほとんどは気泡

それではさっそく水道水が白く濁る理由について解説します。
水道水が白く濁る理由のほとんどは、水道水に気泡が混ざっているからなんですね。

そのため、白く濁って見えているものは、すべて細かい空気の泡ということになります。
水道管の中を通っている水には圧力がかかっているため、通常よりも空気が水に溶けやすい状態となっています。

そして、蛇口を捻ると水道水にかかっていた圧力が弱くなるため、空気が細かな泡のようになって、水を白く濁らせるのです。
水道水が白く濁っている原因が気泡だった場合は、人体に何の悪影響もないため、飲んでも安全です。

気泡かどうかをチェックする方法

続いて、水道水が白く濁る原因が気泡かどうかをチェックする方法を解説します。
チェックする方法はとても簡単で、コップなどにいれて5分間ほど放置するだけです。

気泡が原因だった場合は、空気となって水から出ていくため、水が透明になります。
水が透明になれば異物が混入していないことになりますので、安心して水道水を使ってください。

気泡以外で水道水が白く濁る場合

水道水をコップに注いで放置してみても水が透明にならない場合は、別の原因が考えられます。
別の原因としては、水道管の素材に使われている亜鉛が水に溶けだしているということもあります。

亜鉛は食べ物からも摂取するように、過剰摂取しなければ人体に悪影響をもたらすこはないため、飲んでも安全と言えます。
亜鉛が原因で水道水が白く濁る場合は、水を出しっぱなしにすることによって水道水が透明になります。

他にも、亜鉛を含んだ水は沸騰させると白く濁るという特徴がありますので、沸騰させて確認するという手段もあります。

亜鉛が原因ではない場合

コップに注いで放置、あるいは水を出しっぱなしにしても水道水が白く濁る場合についてです。
あまりにも水道水が白く濁り、出しっぱなしにしても濁っている状態が続く場合には、別の原因が考えられます。

その際には専門の業者などに依頼して、調査してもらうことが賢明です。

お湯を使った場合夏場など気温の高い時には、水道水が特に白く濁りやすいそうです。
今回紹介した方法でチェックし、水道水が安全かどうかがわからなかった場合は、なるべく業者さんのお世話になることをお勧めします。

以上が水道水が白く濁る理由についてや安全かどうかをチェックする方法でした。


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まとめ

水道水が白く濁る理由のほとんどは、水道水に含まれている「気泡」である。
水道管内にある水は通常よりも圧力がかかっているため、空気が溶けやすくなっている。
そのため、水道から出てきて圧力が元通りになると、細かな気泡となって白く濁って見えるようになる。
コップに注いで数分間放置し、水道水が透明に戻れば原因が気泡であるため、飲んでも安全だということがチェックできる。
また、水道管に使われているメッキが水に溶けて白く濁るというケースもあるが、人体に悪影響があるわけではない。
理由がわからない場合は専門の業者に調査してもらうことが賢明である。