月の雑学まとめ、実は地球から裏側を見ることは出来ない。

今回は「月の雑学まとめ」ということで、月にまつわる雑学を紹介します。
いつもぼんやりと眺めている月には、実は意外と知られていない面白い雑学が隠されています。

今よりもっと昔に月へ到達した地球人ですが、なぜもっと月へ行こうとしないのか、その理由をご存じでしょうか?
また、地球から月を見た時に、月の裏側を見ることは絶対に出来ないってご存じでしたか?

月の雑学まとめ

月雑学
それでは、さっそく月の雑学を紹介していきます。

月の裏側は地球からは見えない

普段何気なく眺めている月ですが、いつも必ず同じ面を向けているってご存じでしたか?
つまり、月を地球から見た時には、月の裏側を見ることは絶対に出来ないのです。

なぜ月の裏側を見ることができないのかというと、月の動き方に関係があります。
地球は太陽の周りを一周(公転)するのに365日かけて、地球も一日に一回転(自転)しています。

しかし、月が地球の周りを一周(公転)するのは約27.3日であり、なんとその間に月は一回しか自転しないのです。
したがって、月は地球の周りを一周している時には、ゆっくりと自転をして、地球側に同じ面を見せ続けているんですね。

なぜもっと月に行かないの?

月雑学
1969年にアメリカのアポロ計画によって月面着陸に成功して以来、人間は一度も月へ行っていないですよね。
何十年も前には月へ到達出来ているのに、なぜもっと月へと行かないのか不思議に思いませんか?

理由は色々ありますが、第一に莫大な費用が掛かる上に、現状で月へ行くメリットがほとんどないのです。
当時は苛烈な宇宙開発が進められていたことから、国の技術力や威信を見せつける意味合いもあったそうですが、現状では月へ行く理由がないんですね。

そして、第二にそもそも月へ行く技術がいまだに無いということも考えられています。
月面着陸成功時の映像がかなり怪しく、月までの距離を考えると、当時の技術力で本当に月面着陸を成功させたかは怪しいそうです。

月にうさぎがいると考えられている理由

日本アでは月にうさぎが住んでいると考えられていますが、このお話の元ネタはインドのジャータカ神話となっています。
昔、とあるところにうさぎときつねと猿が住んでいましたが、3匹はなぜ自分たちは獣として生まれたのか?と考えていました。

前世で何か悪いことをした罰だと考えた3匹は、今からでも人の役に立つことをしようと張り切りました。
それを聞いた神様は3匹の前に老人の姿で現われ、何か食べ物を恵んでほしいと3匹にお願いしました。

さるやきつねは自分で食べ物を採ってきましたが、うさぎはどれだけ頑張っても食べ物を採ってくることが出来ませんでした。
そのため、うさぎは自分自身を食べてくださいと言って、自分で火の中に飛び込み、老人へとささげたのです。

これを見た老人(神様)はなんとかわいそうな事をしてしまったんだろうと後悔しました。
そして、神様は3匹を来世では人間にすると約束して、うさぎについてはその姿を月の中に永遠に残してあげることになったのです。

クレーターの正体とは?

皆さんは月にあるクレーターがどのようにして出来たかをご存じですか?
昔はこのクレーターがどのようにして出来たか論議を呼んでいましたが、現在ではその謎は解明されています。

研究を重ねた結果、月にあるクレーターは、隕石などの小さな天体がぶつかって出来たものだと考えられています。
宇宙を飛んでいる隕石のスピードはとてつもなく速いため、月などにぶつかった時には物凄い衝撃波が生まれます。

そして、衝撃波によって隕石が衝突した地点からあらゆる物質が吹き飛び、クレーターとなるんですね。
ちなみに、比較的新しいクレーターの周囲には、衝突によって飛び散った物質が浮遊しているのを確認できます。

月の土地は購入することが出来る

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実は月の土地は購入することが出来て、1200坪で2700円というとてもリーズナブルなお値段となっています。
どのようにして月の土地が販売されているのかというと、アメリカには月の土地を管理している「ルナエンパシー」という会社があります。

そして、日本にも代理店である「ルナエンパシージャパン」があるため、そこで購入することが出来るんですね。
そもそも、宇宙の土地を勝手に販売するなんて違法なんじゃないか?って思う人も少なくないはず。

しかし、1967年に発行された宇宙条約によると「月の土地は国家の所有物にしてはいけない」というだけで、個人の所有に関する記載はないのです。
そのため、このような条約の盲点をついて、月の土地販売が行われるようになったのでした。

月は地球の海に影響を与えている

月は他にも見える無数の星と同じように、ただ光っているだけに見えているかもしれません。
しかし、実は地球の海に大きな影響を与えているのです。

月についても地球の6分の1程度しかありませんが、引力を持っています。
そして、海の満潮や干潮については、月の引力が影響して起こっている現象なんですね。

月が地球へ近づくと、引力が働いて海面を引っ張り上げることにより、海が満潮となるのです。
また、月から見て地球の裏側の方にある海についても、遠心力が働いて海が満潮となります。

月はめちゃくちゃ過酷な環境

火星は何とか人間が住めるのではないか?と考えられていますが、更に近い月はどうなのでしょうか。
実は月は火星よりも過酷な環境で、人間が住むことは決して出来ないと考えられています。

月には大気に覆われていないことから、太陽光に直接さらされていて、日中は120度の暑さとなります。
そして、夜も大気が無いことから一気に冷え込み、なんとマイナス170度の寒さとなるんですね。

また、自転するのにも4週間近くかかるため、一度昼を迎えると次に夜になるまでは2週間も待たなければならないのです。
地球が人間のような有機生命体にとって、いかに恵まれた環境なのかがわかりますよね。

以上が月にまつわる雑学のまとめでした。


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