なぜお城には松の木が多い?
城巡りなどを趣味としている人は気づいている方もいるかと思いますが、お城に植えてある木はなぜか松の木が多いですよね!
日本の城にとてもあっていて景観を良くする意味で松の木が植えてあると思われがちですが、実は違います。
もともとお城に松の木が多く植えられているのは「非常食」にするためだったのです。
松の木には葉緑素やビタミン、ミネラルなどが含まれており、城攻めで何日も籠城する際の非常食として重宝していたそうです。
中国にも松の葉や実だけを食べて仙人になった人物がいるという逸話が残っており、日本でも農作物が不作だった年は松の葉や皮を食べてしのいでいました。
いったいあんなに堅そうな松の木の皮をどうやって食べるの?という感じですよね?
調理法は松の荒皮を取り除いて白い生皮の部分だけを臼でついて柔らかくして水につけておきます。
こうして水につけておくことにより、松の皮独特の苦みや臭みが抜けて食べやすくなるそうです。
その後は、その汁を皮でこしてから干すと粉が出てくるので、その粉を麦の粉などに混ぜて餅や団子のようなものを作って食べていました。
歴史上では何度か大飢饉を迎えましたが、その時には街中の松の木が全部丸裸になったこともあったそうです。
名古屋城の金鯱は4回も盗難にあっている
名古屋城のシンボルといえば天守閣の屋根の上に飾ってある2匹の金鯱ですよね!
豪華絢爛な金鯱ですが、実は過去に4度も盗難被害にあっているのです。
まず最初に被害にあった年1871年のことで、宮内庁へ金鯱を引き渡す際に鱗3枚が盗難され、犯人である陸軍名古屋営番兵は銃殺刑になったそうです。
続いての被害は1876年ことで、これは東京博物館で管理されているものが盗難され、犯人は懲役10年の刑となりました。
更に1878年には復元作業中に盗難され、犯人は「陸軍の兵卒」とのことでしたが、軍の秘密として処理されたらしく犯人がどうなったかはわかっていません。
最後は1937年で犯人によって金鯱の鱗を58枚もはぎとられて新聞でも大きく取り上げられました。
その後犯人は質屋で鱗を換金しようとして逮捕されました。
以上がお城の雑学です、いかがでしたか?
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