元号の日の由来と面白い雑学、6月19日の今日は何の日?

平成、昭和、大正、明治の意味と由来

現在は平成という元号となっていますが、元号にはそれぞれどんな意味が込められているかを知っていますか?
今回は明治以降の元号の意味や由来について紹介していきます。

平成という元号は「史記」五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」と「書経」大禹謨の「地平天成(地平かに天成る)」が由来となっています。
意味は「内外、天地ともに平和が達成される」となり、日本の平和を願って定められた元号なんですね。

続いて昭和という元号は四書五経の一つである書経尭典の「百姓昭明、協和萬邦」が由来となっています。
これも「国民の平和および世界各国の生存繁栄」という意味となります。

大正という元号は「易経」彖伝・臨卦の「大亨以正、天之道也」(大いに亨(とほ)りて以て正しきは、天の道なり)が由来となっています。
これは「天が民の言葉を嘉納し、政(まつりごと)が正しく行われる」ということを意味しており、国民の意見が正しく政治に反映される事を願って定められました。

最後に明治という元号は「易経」の「聖人南面而聴天下、嚮明而治」が由来となっています。
この言葉は「聖人が南面して政治を聴けば、天下は明るい方向に向かって治まる」という意味で解釈されているそうです。

元号の決め方

皆さんは元号がどのように決められているかを知っていますか?
元号の決め方の根底にあるのは1979年に制定された元号法と呼ばれる法律ですが、実は厳格な決まりが存在しているわけではないのです。

元号法はたった2つの項しか記されておらず、具体的な条件などの規定も書かれていないのです。
その元号法の内容は以下の通りです。

第1項:元号は、政令で定める。
第2項:元号は、皇位の継承があつた場合に限り改める(一世一元の制)。

また、「年号の歴史」という書籍によると以下の条件があげられるともいわれています。

(1)国民の理想としてふさわしいような、よい意味を持つものであること。
(2)漢字2文字であること。
(3)書きやすいこと。
(4)読みやすいこと。
(5)これまでに元号または送り仮名として用いられたものでないこと。
(6)俗用されているものでないこと。

平成以降の元号が何になるのか注目されていますが「俗用されているものでないこと」とあるため、ニュースや巷で話題となっているような元号候補は、元号として取り上げられない可能性が高そうですね。
以上が元号の雑学でした、いかがでしたか?

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