珠が存在しないそろばんがある
常識的に考えればそろばんといえば珠がびっしりと敷き詰められている物を想像しますよね。
しかし、世の中にはとても珍しいそろばんがあって、珠が一つもついていないそろばんが存在しているんです。
そもそも珠をはじいて計算を行う物なので、球がついていないそろばんを使って何の意味があるの?っていう感じがしますよね。
しかし、実は珠がついていないそろばんにも使い道があるそうです。
暗算の速い人って頭の中でそろばんを思い浮かべて計算を行うっていいますよね。
実は珠のついていないそろばんについても暗算能力を鍛えるために開発されたもののようです。
珠はついていないですが、そろばんの枠を見つめて頭の中で珠の動きを想像することによって暗算能力を鍛えることが目的だとされています。
そろばんは紀元前から存在した
そろばんは古くから計算をする時に用いられている道具ですが、実はそろばんの原型となるものについては紀元前からすでに存在していたそうです。
今から3000~4000年前のメソポタミア地方では、土や砂の上に線を引いて、そこに小石などを並べて動かすことによって計算を行っていたとされています。
また、2500年前ぐらいになるとエジプトやギリシャ、ローマといった地域では岩や木で出来た盤上に石や骨や象牙などで作られた球を置いて、現代でいうところのそろばんのように計算を行っていたとされています。
その後、この方法はしばらくの間は使われることとなり、17世紀ごろのヨーロッパでもこの方法で計算が行われていました。
その頃には珠は石や骨などではなく、ジェトンと呼ばれる金属製の珠が使われるようになったとされています。
以上がそろばんの雑学でした、いかがでしたか?
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