漢数字だけの俳句がある
俳句には季語が使われているため、その季節の風情を感じることが出来てとても楽しいものですよね。
そんな俳句にも実はとてもユニークなものがあり、なんと漢数字だけで詠まれている俳句があり、その俳句は以下の内容になります。
三九八七十 三四八三三七三 十十三
何かの暗号文のようにも見えますが「咲く花と見しはさざ波遠江(とおとうみ)」となり、なんとも風情を感じる俳句ですよね。
風情を感じながら、こうした言葉遊びも出来る俳句って奥深いですよね。
また、俳句だけではなく漢数字だけの短歌も存在しています。
八万三千八 三六九三三四七一八二 四五十二四六九 百四億四百
これは「山道は寒くさみしな一つ家(や)に夜ごとに白く百夜(ももよ)置く霜」と読み、弁慶が碓氷峠にこの歌碑を建てて、この短歌を読めない人を通れないようにしたという伝説が残っています。
けりがつくは俳句が由来
物事の決着がつくことを「けりがつく」といいますよね。
実はこの「けりがつく」という言葉は俳句が由来になっているって知っていましたか?
「けり」とは詠嘆の意味で使われている俳句のいわゆる「切れ字」というものであり、この「けり」は俳句の最後に使われていることが多いのです。
そのため、俳句が終わること、つまりは物事が終わること、決着がつくといった意味で「けりがつく」という言葉が使われるようになったわけですね。
「けりがつく」というとかっこいい言葉に聞こえてしまいますが、元々は俳句から来ている風流な言葉だったのです。
以上が俳句の雑学でした、いかがでしたか?
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