江戸時代の日本は入れ歯先進国だった
日本の入れ歯の歴史は意外と長く、江戸時代には既に入れ歯が存在していて、歯科技工の技術自体もかなり発展を遂げていたそうです。
歴史書にも徳川家康が入れ歯をしていたという記録が残っていますよね。
当時の入れ歯は木ロウで歯型を取って設計士、ツゲの木を削ることによって入れ歯を作っていました。
この入れ歯は現代で使われている入れ歯と非常に酷似していて、当時から入れ歯については未来を先取りするようなものだったといっても良いでしょう。
その当時、日本よりも技術的にかなり発展していたヨーロッパの先進国では入れ歯はどのようになっていたのかというと、そもそも入れ歯の存在すら無かったようです。
ヨーロッパでは歯の弱い人はペンチのようなもので食べ物を潰して食べていたそうで、ヨーロッパでいればというものが登場するのは19世紀に入ってからのことでした。
1ドル紙幣のワシントンは入れ歯が飛び出ないように我慢してる
1ドル紙幣にもなっているアメリカ合衆国の初代大統領のジョージ・ワシントンですが、実は歯の疾患を患っていたたため入れ歯をしていたのです。
ワシントンは24歳のころから若くして歯槽膿漏を患ってしまったため、歳をとってからはまともな歯はほとんど残っていなかったそうです。
そこで、普段は木製の入れ歯をはめていました。
入れ歯を着用し始めてからは上手く演説することができなくなって人前に出ることを嫌がったため、政界から退いたともいわれています。
そして、1ドル紙幣のワシントンの表情がやけに無理やり口を閉じている感じになっているのは、入れ歯が飛び出ないように我慢していたからなんです。
当時の木の入れ歯のバネは強力なものが使用されていたため、口から出ないように無理やり口を閉じていたんですね。
以上が入れ歯の雑学でした、いかがでしたか?
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