とんちんかんは刃物を打つ音
日本語には物事の辻褄が合わなかったり、ちぐはぐになったりすることを表す言葉として「とんちんかん」という言葉がありますよね。
何とも不思議な語呂の「とんちんかん」という言葉ですが、実はこれは鍛冶屋が刃物を打つ音が由来となっているのは知っていましたか?
鍛冶屋が刃物を打つ時には、職人が複数人で協力して鉄がまだ真っ赤で熱いうちに槌で刃物を打ちます。
その時に上手くお互いの息があっている場合には「トンテンカン」というリズムになるのです。
しかし、技術が足りない人などがいて呼吸が合わなかった場合にはリズムがくるってしまって「トンチンカン」という音になってしまいます。
このことから辻褄があわないことやちぐはぐになったりすることを「とんちんかん」というようになったのでした。
食卓用ナイフの刃先が丸い理由
普段何気なく使っている食卓用ナイフですが、普通のナイフとは違って刃先が丸くなっていますよね。
これは刃先がとがっていると食事中に危ないことや、食事中に凶器となってしまうことが理由だと考えられていますが、実は違うのです。
西洋でナイフが使われるようになってからは、ナイフが食べ物を切り分けたりそのまま刺して食べられる便利アイテムだったことから、しばらくはフォークなどが普及しませんでした。
そして、中世になって貴族がご飯を食べる時にも依然としてナイフの刃先は尖っていたのです。
しかし、貴族はナイフの刃先がとがっている事から、ナイフを爪楊枝代わりに使い始めたのです。
食卓用ナイフを爪楊枝代わりに使うことはマナー違反とされていたのですが、みんなが当たり前のようにやっていたことから、誰もが爪楊枝のようにナイフを使っていました。
その貴族たちの食事のマナーの悪さを見兼ねたルイ13世の側近であったリシュリューが、家にあったナイフの刃先を全て丸くしてしまったのです。
こうした取り組みがマナー違反をよく思っていなかった人たちの関心を集め、やがてナイフの刃先を丸くするのがブームとなって、食卓用ナイフといえば刃先が丸いものになっていったのでした。
以上が刃物の雑学でした、いかがでしたか?
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