意外な寿司用語の由来
寿司には他の料理にはない様々な専門用語が使われるかと思いますので、その一部の意味や由来について解説します。
鉄火巻き
まずは鉄火巻きなどに使われる「鉄火」という言葉ですが、これはまぐろの赤身のことです。
昔は真剣勝負をする賭博場のことを「鉄火場」と呼んでいたのですが、賭博をしながらでも食べやすいように作られたものなので「鉄火巻き」と呼ぶようになったのです。
むらさき
続いて「むらさき」についてですが、むらさきとは醤油のことですね。
これは宮中で使われていた言葉であり、醤油の色がむらさき色に見えることから「むらさき」と呼ばれたのが由来です。
涙
最後に「涙」についてですが、涙は「わさび」のことですね。
わさびがたくさん入った寿司を食べるとツーンときて、思わず涙が出てしまうことからわさびを「涙」と呼ぶようになったそうです。
すき焼きに卵をつける本当の理由
和食の代表である「すき焼き」にまつわる雑学です。
すき焼きを食べる時にはとき卵に食材をつけてから食べるのが伝統的な食べ方になっていますよね。
これは卵をつけることによって味がまろやかに整うためだと思われがちですが、実は最初は別の理由で卵をつけていたのです。
すき焼きが一般的に食べられるようになったのは明治時代以降のことで、最初は火傷をする人がとても多かったそうです。
そのため、火傷をしないための工夫で、卵をつけることで食材の温度をちょうどよくしていたんですね。
そして、結果的にすき焼きと卵の相性は抜群であり、すき焼きを美味しく食べられることから定着していったのでした。
以上が和食の雑学でした、いかがでしたか?
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