ニコチン依存症とアルコール依存症はどちらの方が良くない?

この雑学ではニコチン依存症とアルコール依存症はどちらの方が良くないのか、その理由について解説します。

雑学クイズ問題

アルコール依存症に関係のある病気はどれ?
A.胃腸炎
B.脳卒中
C.肺がん
D.肝硬変

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

ニコチン依存症とアルコール依存症はどちらの方が良くない?

ニコチン依存症とアルコール依存症はどちらの方が良くない?

イメージ的には・・・

皆さんはニコチン依存症とアルコール依存症では、どちらの方が良くないと思いますか?
割合を見てみると、ニコチン依存症の人は喫煙人口の約90パーセントアルコール依存症は飲酒人口の約4パーセントと言われています。

よく、やめろ!と言われるのは喫煙の方が多い気がしますし、癌になりやすいというデータもあります。
この場合は酒よりもタバコの方が怖いんじゃないか?と思いますよね?

確かに、タバコも依存性があり、人体に害も多いですが、依存が重度になった時に危険なのは実はアルコールなのです!


アルコール依存症は麻薬中毒と同じ!?

アルコール依存症は麻薬中毒と同じ薬物依存症のひとつだということを知っていましたか?
そして、決して治る事のない病なのです。

ニコチン依存症は厚生労働省が「完治できる依存症」としていて、禁煙に成功した人は、その後吸いたい衝動にかられることも少ないそうです。
しかし、断酒した人は、常に飲みたい誘惑と戦い続けている人が多いのが事実です。

禁酒に成功したという人たちも、なにかの拍子に少しでもアルコールを口にしてしまえば、また飲み始めてしまうそうです。

アルコールにはこんな危険が!

アルコール依存症になると、自分の意思でコントロールすることが難しくなり、飲酒を繰り返してしまい、アルコール性の脂肪肝になります。
そして、脂肪肝から肝硬変、肝臓癌になって亡くなってしまうケースが多くあります。

肝臓の病気は自覚症状がないため、気が付いた時には手遅れとなってしまうのです。
また精神的には、ニコチン依存症にはない幻覚や幻聴の症状があらわれて、事件などを引き起こしてしまうケースもあります。

あなたは大丈夫?アルコール依存度チェック

下記の6項目中、3項目以上が当てはまれば、アルコール依存症の可能性があります。

①最近、お酒の量が増えている
②今日は飲まないようにしようと思っていても、つい飲んでしまう
③昼間から飲み始めてしまったり、深夜まで多量のお酒を飲んでしまう
④アルコールを飲まないと汗が出てしまったり、手が震えたり、眠れなくなったりする
⑤お酒が1番の楽しみで、お酒のほかに夢中になれる趣味などがない。
⑥体調不良の原因になるとわかっているのに、つい飲んでしまう。

自分は大丈夫だと思いこみ、病院に行こうとしない方が結構多いのが事実です。
もし心当たりがあったら、診断も治療も難しいため、自己判断ではなく早めに病院へ行くことをお勧めします。

アルコール依存症になってしまったら?

ニコチン依存症とアルコール依存症はどちらの方が良くない?
アルコール依存症の1番の対策は断酒をすることで、方法はそれしかありません。
しかし、自分ひとりの意思で断酒することはとても難しいため、専門家に相談して断酒会を紹介してもらったり、抗酒剤を処方してもらったりするのが適切です。

抗酒剤は身体を下戸の状態にするため、お酒を飲むと気持ち悪くなることで、飲酒を制限することができます。
重症の場合は、入院することも効果的です。

しかし、なんといってもアルコール依存症にならないことが1番重要です。
個人差もありますが、日本酒なら1日2合、ビールなら500mlの缶を2本以内にするなどルールを決めて、週に2日は避けを飲まない休肝日を作るのが良いです。


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.肝硬変」でした!

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まとめ

ニコチン依存症とアルコール依存症では、アルコール依存症の方が良くない。
お酒を断つことは難しく、薬物依存症のひとつとされている。
ニコチン依存症と違って、厳格や幻聴があらわれることもある。
アルコールを断つ事が改善の近道だが、自分ひとりではなく、専門家に相談して治療することが重要である。
重症の場合は、入院をすることも効果的である。