この雑学では、「情けは人の為ならず」という言葉の意味について解説します。
雑学クイズ問題
「情けは人の為ならず」とはどういう意味?
A.人に情けを掛けておくと、巡り巡って結局は自分のためになる
B.情けを掛けることは、その人を助けることになる
C.人に情けを掛けてしまうと、結局はその人のためにはならない
D.情けを掛けることによって、利益を得ようとする
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
「情けは人の為ならず」の本当の意味、答えられますか?
かなり間違われてます、「情けは人の為ならず」という言葉
皆さんもこれまでの人生の中で「情けは人の為ならず」という言葉を1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
普段はなかなか使わない言葉ですが、いざこの言葉を聞いた時に、正しい意味を答えられる人って、意外と少ないんです。
まずは「情けは人の為ならず」という言葉の意味を頭の中で想像してみてください。
おそらくかなり多くの人が「情けをかけることは、その人のためにはならない」という意味を想像したのではないでしょうか?
実はその「情けは人の為ならず」という言葉の使い方、全くの間違いなのです!
「人の為ならず」という字を見ると、ついつい「人のためにならない」と想像してしまいますよね。
今回の雑学では「情けは人の為ならず」という言葉の意味についてわかりやすく解説します。
人前で使う時に、間違えて恥ずかしい思いをしないように、しっかりと覚えていってくださいね!
「情けは人の為ならず」の本当の意味
「情けは人の為ならず」という言葉について調べると、以下の意味だということがわかります。
・人に情けを掛けておくと、巡り巡って結局は自分のためになる
つまりは「人に親切にすれば、その相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる」ということですね!
普段から人には親切にしましょうという心掛けの言葉だったんですね!
「情けをかけてはならない」という意味で間違えられる事が多いので、全くもって逆の意味となりますよね。
どれくらいの人が間違えているの?
文化庁による「国語に関する世論調査」によると、本来の意味である「人に情けを掛けておくと、巡り巡って結局は自分のためになる」と答えられた人は、45.8パーセントいたそうです。
逆に、「人に情けを掛けて助けてやることは、結局はその人のためにならない」という意味で答えた人は、なんと45.7パーセントもいたそうです!
半分の人が間違えているとは意外ですよね!
この言葉を使ったとしても、半分の人にしか伝わらないので注意が必要です。
「ならず」なのに否定ではないのはなぜ?
「ならず」という言葉が間違いを生んでいますよね。
そもそも古語では「人のためである」を表現したい時は「人の為なり」と表現します。
そして、打ち消しの言葉である「ず」をつけることにより、「人のためである+ということではない」となり「人のためばかりではない」という意味になります。
古語表現のため、ややこしくなり、間違いをたくさん生んでいるというわけですね!
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「A.人に情けを掛けておくと、巡り巡って結局は自分のためになる」でした!
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まとめ
「情けは人の為ならず」とは「人に情けを掛けておくと、巡り巡って結局は自分のためになる」という意味である。
間違った意味である「人に情けを掛けて助けてやることは、結局はその人のためにならない」と答えた人は、45.7パーセントもいる。
古語表現のため、間違えた意味でとらえている人が多い。