この雑学では、「チャック」「ファスナー」「ジッパー」の違いについて解説します。
雑学クイズ問題
「チャック」「ファスナー」「ジッパー」は何が違う?
A.つなぎ目の数が違う
B.使用される用途が違う
C.長さが違う
D.名称が違うだけで違いはない
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
「チャック」「ファスナー」「ジッパー」の違いって何なの?
普段、意識して使い分ける事はありますか?
皆さんは、「チャック」「ファスナー」「ジッパー」という言葉をどのように使い分けていますか?
一見すると、全て同じ物のように見えますよね!
ちなみに筆者は、チャックが服についているもので、ファスナーは裁縫などで使うもの、ジッパーは食品などを扱うものだと認識していました!
それでは、「チャック」「ファスナー」「ジッパー」に明確な違いはあるのでしょうか?
今回の雑学では、その違いについて解説していきます!
ファスナーについて
まずは、ファスナーについて解説します。
ファスナーの起源は割と古く、1891年にアメリカのホイットコム・ジャドソンさんによって開発されました。
ジャドソンさんは靴ひもを結ぶのが不便だと感じていて、それを解決しようとして開発されたのがファスナーでした!
靴ひもの代わりの便利アイテムとして、当時は重宝されたそうです。
ジッパーについて
次に、ジッパーについて解説します。
ジッパーはビー・エフ・グッドリッチ(B. F. Goodrich)社が名付けた登録商標です。
つまりジッパーはファスナーと商品名が違うだけで、同じ物ということですね!
ジッパーの語源は、ファスナーを閉める時に聞こえる「シューッ」という擬音を「Zip」と表現することから、「Zipper」という名前となりました。
チャックについて
最後に、チャックについてです。
チャックはカタカナですが、実はチャック・ファスナー社によって命名された、日本の製品なのです!
1927年に「巾着(きんちゃく)」からもじって、ファスナーを「チャック印」という名前で販売したところ、そのまま「チャック」という名前で定着したのでした。
つまりは、チャックもファスナーやジッパーと同じ物だということがわかりますね!
日本で言われているファスナーとは
「ファスナー」「ジッパー」「チャック」が同じ物だということはわかりましたね?
そもそも、ファスナーは「留める物」を意味する名詞であり、実はネジやボルトなどもファスナーなのです。
したがって、日本でいうところのファスナーの正式名称は「スライドファスナー(滑り式留金具の意)」となり、「チャック」や「ジッパー」はこの「スライドファスナー」の一種となるのです。
色々な呼び方
日本では、「ファスナー」「チャック」「ジッパー」の呼び方で浸透していますが、世界では別の名称で親しまれています。
いくつか紹介すると、中国では「ラーリェン」、フランスでは「フェルメチュール・ア・グリシェール」、中米諸国では「シェレス・レランパゴス」となっています。
注目記事
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「D.名称が違うだけで違いはない」でした!
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「チャック」「ファスナー」「ジッパー」は結局同じ物ということで、呼び方は本人の自由でも良いということですね!
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まとめ
ファスナーは、1891年にアメリカのホイットコム・ジャドソン氏によって、靴ひもの代用品として発明された。
ジッパーは、ファスナーを閉める時の擬音を、ビー・エフ・グッドリッチ(B. F. Goodrich)社が商標登録した物である。
チャックは、日本のチャック・ファスナー社から発売された「チャック印」という商品が、「チャック」として定着した物である。
つまり、「チャック」「ファスナー」「ジッパー」は呼び方が違うだけで、同じ物である。
中国では「ラーリェン」、フランスでは「フェルメチュール・ア・グリシェール」、中米諸国では「シェレス・レランパゴス」となっている。