この雑学では、北朝鮮などの国からミサイルが発射されて日本が狙われた場合に、少しでも生存率を上げて助かる方法について解説します。
なんだか怪しい北朝鮮情勢
北朝鮮による弾道ミサイルの開発や核爆弾、水素爆弾の実験ってかなり昔からニュースで話題になっていますよね。
北朝鮮がそのような兵器開発に伴う実験を行った場合、これまでは抗議をするだけでしたが、遂にアメリカが軍事行動に出る事も選択肢の一つと発表しました。
これまでのアメリカの大統領は対話によって穏便に済まそうとしたり、経済制裁を加える程度でしたが、トランプ大統領になってからは何とも情勢が不安定になっています。
シリアのアサド政権が化学兵器を使用した際には実際に軍事行動を起こして、シリアの軍事拠点へのミサイル攻撃を行いましたよね。
アメリカと北朝鮮の現状
北朝鮮の核開発についても着実に進歩しており、アメリカ本土を射程圏に入れたミサイルの開発も進んでいることから、トランプ大統領としては早めに驚異を排除したいのでしょう。
トランプ大統領はツイッターで「北朝鮮は面倒を起こそうとしている。(問題解決へ)中国が協力を決断しなければ、われわれは独力で問題を解決する」との声明も発表しています。
そして、4月15日には故・金日成主席の生誕を祝う「太陽節」と呼ばれる北朝鮮の祝日があります。
過去には「太陽節」に兵器の実験を行ってきたこともあり、もしも北朝鮮がこのような挑発を行った際には、アメリカが軍事行動に出て北朝鮮へと攻撃を加えるかもしれません。
そうなると当然ながら北朝鮮も反撃してきますし、その攻撃対象が日本にある米軍基地だとされています。
いよいよになったら道連れにすることも考えて、人口密集地である東京へとミサイル攻撃を始める可能性もあると専門家は指摘しています。
ミサイルはどれぐらいで日本に到達する?
仮に最悪の事態が発生して日本へ向けてミサイルが発射された場合、日本へはどれぐらいでミサイルが到達すると思いますか?
なんと7~8分程度で日本へ到達してしまうのです。
ミサイルが発射された場合には「全国瞬時警報システム(通称:Jアラート)」と呼ばれるシステムが作動し、スマホなどに情報が伝達されることになっています。
Jアラートが作動してからミサイル到達までは7~8分程度しか時間がありませんが、その間の行動で生存率が変わってくるのです。
有事に備えて常日頃から準備をしておけば、いざという時にも慌てないで行動できますよね。
生存率を上げる方法
ミサイル等の武力攻撃が日本へ行われた際の対応について、内閣官房の国民保護ポータルサイトではあらゆる攻撃を想定した対策が紹介されています。
ミサイルの弾頭の種類によっても対応方法は変わってくるそうです。
Jアラートによってミサイル発射の情報が伝達された場合には、近隣のなるべく堅牢な建物や地下などの屋内に避難し、その後は状況に応じて避難する必要があります。
核爆弾の場合
まずは核爆弾が使用された場合についてです。
核爆弾が爆発した際には激しい閃光と衝撃が発生します。
閃光は目でみると失明する恐れがあるため見ないようにして、衝撃に備えて遮蔽物の影に身を隠すようにしてください。
先ほど解説したとおり堅牢な建物であったり地下などの施設に避難するとより安全です。
また、放射性物質の被害を避けるためにもなるべく皮膚の露出を避けて、口や鼻をハンカチで覆ったり、放射性物質が流れてくる風下を避けるようにして、爆発地点から離れる必要があります。
屋内では窓を閉めてテープなどで隙間を埋めて放射性物質が屋内に入らないようにしてください。
屋外から屋内に入った場合には汚染された可能性のある衣類をビニール袋などで密閉して、石鹸を使ってよく身体を洗うようにしましょう。
化学兵器の場合
続いては化学兵器が使用された場合についてです。
科学兵器は風に乗って風下の方向へ拡散して、ものによっては空気より重いため地面を這うようにして広がっていきます。
種類によっては臭いがするものもありますが、無臭のものもあるため、無臭だからといってその場に留まるのは危険です。
口や鼻などをハンカチで塞いで化学物質が体内に侵入しないように、風上に避難するか、密閉性の高い建物に避難するようにしてください。
建物に避難した際にはなるべく上層階に避難するように心がけましょう。
汚染された可能性のある衣類についてはビニール袋に入れて密閉し、身体を石鹸でよく洗うようにしましょう。
生物剤の場合
最後に生物剤についてです。
生物剤は人や動物を殺傷したり、植物を枯らしてしまうような毒素を持った兵器となります。
もちろん体内に入ってしまうと人体に悪影響を与えてしまうため、口や鼻をハンカチなどで塞ぎながら、その場をすぐに離れるようにしてください。
密閉性の高い建物内に避難した後には、生物剤が屋内に入ってこないように窓をテープなどで塞いで、汚染された衣類についてはビニール袋などで密閉するようにしましょう。
また生物剤についても石鹸で身体を洗うのを忘れないようにしてください。
実は核シェルターは簡単に購入できる
様々な弾頭のミサイルが飛んできた事を想定し対処法を説明しましたが、共通して言える事は密閉性が高く頑丈な建物に避難することでした。
しかし、一軒家などに住んでいて近場に頑丈な建物や地下が無く、逃げる場所が無いという方も多いかと思います。
そのような緊急事態に備えるために自宅に核シェルターを準備しておくことも一つの手段となります。
世界的に見ても日本は核シェルターの普及率がとても低く、有事に備えている人が少ないのが事実です。
スイスやイスラエルについては核シェルターの普及率は100%であり、ノルウェーが98%、アメリカが82%など諸外国に比べて日本の普及率は0.02%しかありません。
しかし、防災のためとはいえ家に核シェルターを作るとなると数千万という金額がかかってしまい、あまり現実的とは思えないですよね。
そこで筆者が調べたところ、なんと大手の通販サイトで核シェルターの販売を行っているのを発見しました。
値段は250万円ですが家を改築するのに比べて遙かに安く、家族の命を守るためと考えればぎりぎり購入が考えられる値段ですよね。
通販で売られていた核シェルターは以下のものになります。
【問合せ殺到】 命を守る 防災 核シェルター1-3名入る事が可能です
いざミサイルを発射された際に逃げ場も無く、何の準備もしていなくてミサイルが着弾するまで絶望するよりは、大切な人を守るために購入してみるのも良いかもしれませんね。
少しでも生存率を上げるために
少しでも生存率を上げるためには常日頃から有事に備えて、冷静に対処できるように準備しておくことが重要です。
Jアラートなどでミサイルの発射情報が伝達された際には、慌てずに冷静に避難するように心掛けてください。
今回はミサイルが着弾する前や着弾した直後にとれる対応について紹介しましたが、核や科学兵器や生物剤が使用された場合には汚染は長く続いてしまいます。
ミサイル攻撃が止まったらからといって慌てて行動するのではなく、行政機関からの指示に従って適切に避難するようにしてください。
水や食べ物についても汚染されている可能性がありますので、安全が確認されるまでは摂取しないようにしましょう。
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コメント
参考になりました。
頑丈な建物にいる事ですね。