拝啓や敬具の意味や使い方・マナーを用例と一緒に解説!

この雑学では手紙やビジネス文書などで使われる「拝啓」「敬具」などの意味や使い方、マナーを用例と一緒にわかりやすく解説します。

雑学クイズ問題

拝啓とはどういう意味の言葉?
A.敬い申し上げます
B.こんにちは
C.お疲れ様です
D.お久しぶりです

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

拝啓や敬具の意味や使い方・マナーを用例と一緒に解説!

手紙やビジネス文書で必要となる言葉

日常会話ではあまり使われず、手紙やビジネス文書でしかつかわれない日本語ってありますよね。
普段あまり使わないことからきちんと意味や使い方を知らないという人もかなり多いのが事実です。

普段から使い慣れている人からすると、間違った使い方をされるとマナーが悪いと思われて悪い印象を与えてしまうこともあります。
そんな普段は使わない手紙やビジネス文書で使われる日本語に「拝啓」や「敬具」という言葉があります。

なんとなく文頭や文末につけている人も多いかと思いますが、そもそも「拝啓」や「敬具」の意味を知っていますか?
正しい使い方なんてわかってるよ!という人も、自分が使っている「拝啓」や「敬具」の使い方が正しいのか、いまいち確認していってくださいね。


拝啓の意味とは?

まずは「拝啓」という言葉の意味やについて解説していきます。
「拝啓」は文頭に書かれる言葉ですが、このような文頭に使われる言葉のことを「頭語」と呼びます。

そして「拝啓」とは「あなたを敬って申し上げます」という意味の言葉になります。
「拝啓」の「拝」という漢字は訓読みにすると「おがむ」となり、「啓」は現在はあまり使われていない訓読みですが「もうす」となります。

つまり「拝啓」とおは相手のことを敬っておじぎをしながら、申し上げる様子を言葉にした形になるんですね。
そのため、基本的には目上の人やお客様などに送る手紙やビジネス文書などで使われる言葉となります。

敬具の意味とは?

続いて「敬具」という言葉の意味について解説していきます。
「拝啓」などの「頭語」を使った文章では、「結語」と呼ばれる言葉で文章を終わらせるのが基本的な構成です。

つまり「頭語」と「結語」は対となっていて、「拝啓」の対となる言葉が「敬具」となるわけですね。
「敬具」は「あなたを敬って申し上げました」という意味の言葉となります。

それぞれの漢字を見てみると「敬」は「敬う」という意味がありますし、「具」には「述べる」という意味があります。
「拝啓~~~敬具」の流れには「敬って申し上げます~~~敬って申し上げました」というつながりがあるんですね。

拝啓と敬具の使い方・用例

「拝啓」と「敬具」の意味がわかったところで、続いては実際の手紙やビジネス文書での使い方について解説します。
「拝啓」の使い方としてはもちろん文頭に書かれますが、拝啓の後には「前文」を書くのが一般的なマナーとなっています。

「前文」が終わった後には「主文」と呼ばれるいわゆる本題について書き、そのあとには「末文」と呼ばれる締めの挨拶を書きます。
そして「結語」である「敬具」を最後につけるのが一般的な手紙やビジネス文書のマナーとなります。

拝啓と敬具の具体的な使い方・用例は以下の通りです。

例文

拝啓

新緑の候、〇〇様におかれましては益々ののこととお慶び申し上げます。
〇〇様にはいつもご高配をいただき、誠にありがとうございます。

さて、このたびは〇〇の件につきまして~~~。
(略)
~~~と、心から感謝しております。

〇〇様のますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

敬具

頭語→前文→主文→末文→結語」という流れの本当に簡単な文章構成となっています。
以上が「拝啓」「敬具」の意味や使い方、マナーや用例についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「A.敬い申し上げます」でした!

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まとめ

拝啓は文頭に書かれる「頭語」と呼ばれる言葉であり「相手を敬って申し上げる」という意味の言葉である。
敬具は文末に書かれる「結語」と呼ばれる言葉であり「敬って申し上げました」という意味の言葉である
「拝啓(頭語)」と「敬具(結語)」は対となっているため、拝啓で始まる文章は敬具でしめるのが一般的である。
「拝啓」と「敬具」の意味から通常は目上の人やお客様に対して使われる言葉である。