クロワッサンの意味や三日月型の由来・語源とは?トルコ国旗との関係も…

この雑学ではクロワッサンの意味や三日月型である由来や語源、トルコとの国旗の関係性について解説します。

雑学クイズ問題

三日月型とひし形のクロワッサンの違いは?
A.焼き上げる温度の違い
B.起源とされる国の違い
C.強力粉か薄力粉かの違い
D.マーガリンかバターを使うかの違い

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

クロワッサンの意味や三日月型の由来・語源とは?トルコ国旗との関係も…

意外と知られていないパンの由来

皆さんは朝と言えばパン派ですか?ごはん派ですか?
昔は日本の朝食といえばご飯という人も多かったそうですが、時代が進むにつれて朝は手軽なパンで済ませるという人が増えたそうですね。

パンといっても様々な種類がありますが、基本的に朝食べるのはトーストですよね。
しかし、ホテルの朝食ビュッフェであったり、パン屋などでサクサクのクロワッサンなどを見かけるとついつい食べてしまいますよね。

そんなクロワッサンは三日月型のものとひし形のものがありますが、それぞれに意味があるって知っていましたか?
また、クロワッサンという言葉自体の意味や、クロワッサンが誕生した由来や語源についてわかりやすく解説していきます。


クロワッサンとはどういう意味?

それではさっそく「クロワッサン」について解説していきます。
クロワッサンとはもともとはフランス語で「三日月」という意味の言葉であり、これが由来となって三日月型の形をしているんですね。

ちなみにクロワッサンの本場であるフランスでは「クロワッサン」とは発音せずに「コワサン」といった発音をするそうです。
日本でクロワッサンが食べられるようになったころはクロワッサンを「三日月パン」と呼ぶこともありましたが、最近では全く聞かなくなりました。

日本やフランス以外の地域では、例えばイタリアでは「コルネット」と呼ばれていたり、ドイツ語圏の国では「ギッフェル」などと呼ばれています。
そのことから日本でもクロワッサンを「ギッフェリ」として販売しているお店もあります。

基本的な作り方は生地を伸ばした後にバターをはさんで折りたたみ、それをさらに伸ばして折りたたむことを繰り返します。
これを繰り返すことによって生地とバターの層が何層にもなり、焼き上がりがサクサクとした食感になります。

三日月型とひし形のクロワッサンの違い

クロワッサンには三日月の形をしたものと、ひし形のものがありますよね。
あれはなんとなく形を変えているわけではなく、ちゃんとした意味をこめてあえて形を変えているのです。

フランスではクロワッサンに使用する油脂によって形を変えるようにしています。
三日月型のクロワッサンにはマーガリンが使用されていて、ひし形のクロワッサンにはバターが使用されています。

一目でバターとマーガリンどちらを使っているかが見分けられるような工夫がされているということですね。
特にひし形のクロワッサンは「クロワッサン・オ・ブール」と呼ばれていて、カフェなどの軽食や朝食として食べられることが多いそうです。

クロワッサン誕生の由来

有名な雑学ですが、クロワッサンが誕生したのはとある戦争が由来だったとされています。
1683年の出来事ですが、ウィーンの街はトルコ軍の包囲を受けていて、絶対絶命の窮地に追い込まれていました。

勝利を決定づけようとしたトルコ軍は奇襲攻撃を仕掛けようとしていましたが、パン職人がパンを仕込んでいる時に奇襲攻撃の兆候を掴みます。
そして、このことをきっかけとしてトルコ軍の攻撃を見破って撃破に成功し、トルコ軍に勝利を収める事が出来ました。

その後、トルコ軍に対する勝利を祝って、トルコの国旗にも描かれているトルコの象徴である三日月型のパンを作って食べたとされています。
これがクロワッサンというパンの原型であり由来だとされていて、その後、マリー・アントワネットがフランスに持ち帰ったことから現在のクロワッサンが誕生したそうです。

クロワッサンの由来は諸説あり?

しかし、後に20世紀初頭になってフランスの料理本にクロワッサンの調理法が紹介されるようになりましたが、それ以前にクロワッサンのレシピは一切存在していないそうです。
そのことから、トルコ軍に勝利して三日月型のパンを焼いたことがクロワッサンの由来とする説は間違いだと指摘する人もいます。

他には、1686年にオーストリアのアハプスブルク家がブタペストをトルコ軍から奪回したことを祝って作られたという説。
または、マリー・アントワネットがフランスへと嫁いだ時に、同行したデンマークのパン職人がデニッシュ生地を焼き上げて作ったパンが最初のクロワッサンだという説もあります。

以上がクロワッサンの意味や由来・語源、三日月型とひし形の違いやトルコ国旗との関係性についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.マーガリンかバターを使うかの違い」でした!

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まとめ

クロワッサンとはフランス語で「三日月」という意味の言葉である。
日本では「三日月パン」と呼ばれていたこともあり、イタリアでは「コルネット」、ドイツ語圏の国では「ギッフェル」と呼ばれている。
フランスではマーガリンを使ったクロワッサンを三日月型にして、バターを使ったクロワッサンをひし形にすることで区別している。
クロワッサン誕生の由来は、トルコ軍を打ち破ったことを記念して作ったという説や、マリー・アントワネットの付き人のパン職人が作った説などが存在している。