ポン酢の由来や語源、ポン酢の「ポン」の意味について簡単に解説。

この雑学では「ポン酢」の由来や語源、ポン酢の「ポン」にはどのような意味があるのかを解説します。

雑学クイズ問題

ポン酢の名前の由来とは?
A.ポンカン
B.作る時に「ポン」と音がするから
C.にっぽん
D.外国語

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

ポン酢の由来や語源、ポン酢の「ポン」の意味について簡単に解説。

お鍋の定番調味料ポン酢

寒い季節になると自宅でお鍋をする機会も増えてくるのではないでしょうか?
そしてお鍋に欠かせない調味料と言えばポン酢と答える人も多いはずです。

醤油味に柑橘系の酸味が加わっており、さっぱりとしていて食欲が止まらなくなっちゃいますよね。
ポン酢はレモンやすだちなどの柑橘類の果汁を使って作られていますが、なぜレモン酢やすだち酢と言わずに「ポン酢」と呼ばれているのでしょうか。

実は「ポン酢」には驚きのルーツがあり、名前もそこに由来していたのです!
皆さん一度は気になったことのあるはずのそんな「ポン酢」の「ポン」について徹底解説していきます!


ポン酢の由来・語源とは?

それではさっそくポン酢の語源由来について解説していきます。
ポン酢ルーツを探してみると、なんと日本語ではなく、インドのサンスクリット語に辿り着きました。

インドの「パンチャ」と呼ばれる柑橘類からできた胃腸薬が、ヨーロッパに伝わった際に「ポンス」と発音が変わり、江戸時代に日本にも伝わってきたのです。
日本の調味料だと思っていたポン酢は、インドからヨーロッパを回って日本にやってきた物だったのでした。

また、「ポンス」がイギリスに伝わると、また発音が変わり「パンチ」と呼ばれるようになりフルーツパンチへと形を変えました。

ポン酢とフルーツパンチは元は同じものだったとは驚きですね。

昔は日本でもお酒として飲まれていた

元々は胃腸薬として使われていたパンチャですが、ヨーロッパに伝わった際にアルコールを入れて食前酒として飲まれるようになりました。
ポンスがオランダから日本にやってきた時も食前酒として伝わったため、当初は日本人も食前酒として飲用していました。

しかし、元々食前酒の文化がなかった日本では、食前酒としてのポンスは定着しませんでした。
そのままの形では定着しなかったものの、その後、ポンスは柑橘類の果汁を表す言葉として使われるようになりました。

そして、柑橘類の果汁に酢や醤油を入れ独自にアレンジを加えた調味料が「ポン酢」として日本の家庭に広まりました。
初めは胃腸薬だったものが長い時間を経て、名前も形も変えてようやくポン酢になれたのです。

結局ポン酢の「ポン」に意味はない

ポン酢は「ポン」と「酢」がくっついた言葉だと思われがちですが、そうではないのです。
ここまで見てきて分かる通り、ポン酢の「ポン」自体に意味があるわけではありません。

「ポン酢」は酢を使っているため、「ポンス」の「ス」と「酢」をかけて、「ポン酢」という言葉が完成したのです。
柑橘類の果汁を使うため「ポンカン」の「ポン」だと勘違いする人もいますが、この機会にぜひ本当の由来を覚えておいてくださいね!

以上がポン酢の由来や語源、ポン酢の「ポン」の意味についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.外国語」でした!

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まとめ

ポン酢のルーツはインドのサンスクリット語の「パンチャ」であり、元は胃腸薬として使われていた。
パンチャがヨーロッパに伝わった際に「ポンス」と発音され、アルコールが加えられ食前酒として飲まれていた。
日本にも食前酒として伝わったため、日本でも食前酒として飲まれていたことがある。
後に日本ではポンスを柑橘類の果汁を意味する言葉として使われ、独自にアレンジを加えた調味料として「ポン酢」が作られた。