XO醤のXOの意味や語源由来とは?中華料理の定番調味料。

この雑学では「XO醤」のXOの意味や語源由来、おまけの調味料の雑学を紹介します。

雑学クイズ問題

XO醤のXOの由来とは?
A.詰められる容器のサイズにちなんで
B.ブランデーのランク
C.未知の調味料であることから
D.材料の頭文字

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

XO醤のXOの意味や語源由来とは?中華料理の定番調味料。

不思議な名前の調味料

和食の味付けに使われる調味料は醤油であるように、世界にはそれぞれの国に独特の調味料がありますよね。
例えばコンソメを使えば西洋風の味付けになりますし、豆板醤や鶏がらを使って味付けをすると中華料理の味付けになります。

特に中華料理は一般的な家庭料理で使われる調味料以外にも不思議な名前の調味料がたくさんありますよね。
豆板醤やオイスターソースなどは一般的な家庭にあるかもしれませんが、XO醤を常備しているという家庭は少ないのではないでしょうか。

本格的な中華料理屋にいくと「○○のXO醤炒め」といった料理を見かけますが、そもそも「XO醤って何?」という人もかなり多いですよね。
XO醤がどういうものなのか、そしてXO醤のXOにはどういう意味や語源由来があるのかを解説します。


XOの意味や語源由来はブランデー

それではさっそく「XO醤のXO」の意味や語源由来を解説していきます。
XO醤とは1980年代の後半に香港で考案された調味料であり、主に「干しエビ、干し貝柱、金華ハム、生姜、にんにく、トウガラシ」などの材料で作られています。

中国に古くから伝わる調味料というわけではなく、意外と近代になって考案された調味料なんですね。
XO醤のXOの語源由来についてはブランデーのランク付けが由来となっています。

ブランデーは熟成された期間によってランク付けがされていて、XOは「extra old」の略となっており、最も古くから熟成された最高品質のランクとなります。
熟成期間が新しい順番に並べると「1つ星、2つ星、3つ星、VO、VSO、VSOP、XO」となっており、XOがいかにランクの高いものであるかがわかります。

しかし、XO醤にはそもそも熟成させて作る工程が存在しておらず、最高品質の調味料という意味合いで「XO醤」という名前が付けられました。
そのため実際に数十年にわたって熟成されている調味料という訳ではありません。

それではウスターソースのウスターは?

おまけの調味料の雑学で「ウスターソース」の「ウスター」の由来について解説していきます。
日本では揚げ物などにかける定番の調味料となっていますが、ウスターソースのウスターって何のことだかわかる人って少ないですよね。

ウスターソースはイギリスのウスターシャー州で誕生したソースであるため、この名前がつきました。
様々な種類の野菜や調味料を材料に作られる為、料理人が一生懸命研究して作ったようにも思えますが、意外なきっかけからウスターソースは誕生しました。

なんとウスターシャー州のごく普通の主婦が余った食材と調味料を一緒に保存していたらたまたま美味しいソースが出来上がったのです。
偶然出来上がったとは思えない美味しさに、作った本人も驚いたのではないでしょうか。

以上がXO醤のXOの意味や語源由来についてやおまけの調味料の雑学についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.ブランデーのランク」でした!

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まとめ

XO醤とは1980年代の後半に香港で考案された調味料であり、干物などの材料を中心に作られている。
XO醤のXOはブランデーのランク付けが由来であり、最も熟成期間が長く最高品質のものにつけられる「extra old」のランク付けを省略したものである。
しかしXO醤には熟成するという工程がないことから、実際には最高品質の調味料という意味合いだけでXOという言葉が使われている。
ウスターソースの名前の由来も単純であり、イギリスのウスターシャー州で誕生したから「ウスターソース」と名付けられたとされている。