ラー油のラーの意味やマー油のマーの意味や違いとは?

この雑学ではラー油の「ラー」の意味やマー油の「マー」の意味や二つの違いについて解説していきます。

雑学クイズ問題

ラー油のラーとはどういう意味?
A.赤い
B.ドロドロした
C.しょっぱい
D.辛い

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

ラー油のラーの意味やマー油のマーの意味や違いとは?

中華調味料の不思議な名前

中華料理に使われる調味料って不思議な名前のものが多いですよね。
「豆板醤」「甜麺醤」「芝麻醬」「豆鼓醤」「XO醤」などその名前からは味を想像することが難しいですよね。

例えば「XO醤」などはブランデーで熟成期間が長く最高品質であることを示すランクの「extra old」が由来となっています。
XO醤を作るのに長い熟成期間は必要ありませんので、ただ「最高品質の調味料」という意味合いで「XO醤」という名前になったのです。

日本でも一般的な調味料で「ラー油」というものがありますが、意外と「ラー」の意味って知られていないんですよね。
似た名前のものに「マー油」と呼ばれるものもありますが、今回はラー油の「ラー」の意味以外にもマー油の「マー」についても解説します。


ラー油のラーの意味とは?

それではさっそくラー油の「ラー」の意味について解説していきます。
ラー油の「ラー」とは漢字で書くと「辣」となり、「辣」とは熱を伴うような辛さのことになります。

つまりラー油を簡単に日本語に訳すと「辛い油」という意味であることがわかりますよね。
ラー油は主に麻婆豆腐やタンタンメンなどの四川料理を中心として、中華料理に使われる調味料であったり、薬味のことです。

ラー油の辛さの元はトウガラシとなっていて、高温の油やごま油にトウガラシや山椒、生姜、葱、にんにくといった各種香辛料が加えられて作られています。
日本のラー油と比べて中国で使われているラー油は油分が多く含まれていて、ラー油を入れた小瓶にはラー油の生成過程で加えられたトウガラシなどの香辛料がそのまま沈んでいるものが多いそうです。

日本製のものよりも香りが強くなっていて、なかには口に入れた瞬間にその辛さにむせ返ってしまうようなラー油も存在しているようです。

マー油のマーの意味とは?

マー油はラーメンに入れることが多いですが、ラー油よりも馴染みのない調味料かもしれません。
ラー油が辛い味なのに比べ、マー油はにんにくをごま油で炒めた香ばしい味をしており、「焦がしにんにく油」とも呼ばれます。

マー油の「マー」は漢字に書くと「魔」となり、「魔法の油」が語源となっています。
確かににんにくとごま油の相性は最高で「魔法の油」と呼びたくなるのは分かりますが、何だか不思議ですよね。

中国発祥のような名前をしている「マー油」ですが、実は日本の九州・熊本が発祥の調味料なのです。
とても癖になる味なのでまるで麻薬のようだと揶揄したようですが、あんまりな名前なので「魔法の油」と言い換えたようです。

日本で作られた「マー油」ですが、ラーメンやチャーハンなど、中華料理にもよく合う味になっています。
ちなみに中国で「マー油」は「麻油」と書かれ、ただのごま油のことを指すようです。

以上がラー油の「ラー」の意味やマー油の「マー」の意味や二つの違いについてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.辛い」でした!

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まとめ

ラー油の「ラー」とは漢字で書くと「辣」と書き、日本語に訳すと熱さを伴うような辛さという意味になる。
主に四川料理を中心とした中華料理の調味料や薬味として使われていて、中国のレストランではトウガラシが瓶の底に沈んでいるような形でラー油が提供されることがある。
また、日本のラー油に比べて香りが強く、辛さに関しても日本と比べて辛いものが多い。
マー油の「マー」については「魔法の油」が語源になっていて、「魔油」から転じて「マー油」と呼ばれるようになった。