「押忍」ってどういう意味?どんな場面で使われる言葉?

この雑学では「押忍」という言葉の意味や語源由来、またどんな場面で使われる言葉なのかを解説します。

雑学クイズ問題

「押忍」という言葉の由来はどれ?
A.おばんです
B.おねがいします
C.おしてまいる
D.おはようございます

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

「押忍」ってどういう意味?どんな場面で使われる言葉?

格闘家の押忍って何?

格闘家といえば返事や挨拶をする時などに「押忍(オス)!」という言葉を使っているイメージがありませんか?
実際に空手や剣道や柔道といった武道の経験がある人はわかると思いますが、実際にイメージだけではなく「押忍!」という言葉はよく使われていますよね。

しかし、なんとなく挨拶や返事だということは察しがつきますが、「押忍」に実際どのような意味があるのかまでは知らない人が多いですよね。
また「押忍」という言葉がいつ頃から使われていて、どのようにして誕生したのかもほとんど知られていません。

今回は「押忍」という言葉の意味以外にも語源由来について解説していきますので、ぜひ最後まで読んでいってください。
更に相撲についても「どすこい」という独特な言葉がありますので、こちらについても解説していきます。


押忍の意味や語源由来とは?

それではさっそく「押忍」という言葉の意味について解説していきます。
「押忍」の意味について調べると「空手や剣道、柔道などに携わる人の間で使われている挨拶」と出てきます。

皆さんもよくご存じの「おはようございます」という挨拶が語源由来だとされていて、これがだんだんと省略されていき、最終的に「お」と「す」だけが残ったそうです。
また、武道には「自我を抑えて我慢する」という精神が必要であることから、「押して忍ぶ」という意味で漢字では「押忍」と書かれるようになったようです。

普段は後輩が先輩へと返事や返礼をする際に「押忍」と使われていますが、元々は先輩から後輩へと使う言葉だったとされています。
他にも「おっす!」といった使い方をする地域もありますが、これは「押忍」がさらに変化して使われるようになったものとなっています。

ちなみにどすこいとは?

おまけとして相撲で使われる「どすこい」という言葉についても解説していきます。
「どすこい」とは「相撲甚句」と呼ばれる民謡の一種である土俵の余興歌、お酒の席の歌の中に登場する言葉です。

相撲甚句は土俵の周囲に数人の力士が集まり、中央の力士が唄を披露するといった形で、現在の相撲巡業でも行われています。
中央にいる力士が唄っているのにあわせて周囲の力士が合いの手として「はぁ~どすこいどすこい!」と掛け声をかけます。

相撲甚句が始まったのは江戸時代末期のころからだとされていて、これが現在の巡業でも伝統的に続いているんですね。
相撲甚句は力士になる際には必ず覚えるそうで、力士であれば全員が唄えるそうです。

以上が「押忍」という言葉の意味や語源由来やどんな場面で使われる言葉なのかについてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.おはようございます」でした!

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まとめ

「押忍」という言葉は空手・剣道・柔道などの武道に関わる人の間で使われている挨拶である。
元々は「おはようございます」だったものが省略されていって「お」と「す」だけが残った。
武道の精神として「自我を抑えて我慢する」というものがあることから、「押して忍ぶ」という意味で「押忍」という漢字があてられた。
また、力士の間で使われる「どすこい」とは「相撲甚句」と呼ばれる民謡の中で使われている言葉である。