噛ませ犬とはどういう意味?語源や由来についてもわかりやすく解説。

この雑学では噛ませ犬という言葉の意味や語源、由来について解説します。

雑学クイズ問題

噛ませ犬の本来の意味はどれ?
A.引き立て役
B.やられ役
C.敵役
D.弱い犬

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

噛ませ犬とはどういう意味?語源や由来についてもわかりやすく解説。

意外と知られていない語源や由来

普段から当たり前のように使っている日本語にも意味をしっかりと覚えていない言葉って意外とありますよね。
また、その言葉の意味をなんとなく知っていたとしても、なぜその言葉が出来たのか語源や由来までは知らないという人も多いはず。

日本語には語源や由来を含めて成り立ちが面白いものがたくさんあるため、実は雑学の宝庫だったりするんですよね。
例えば皆さんは「噛ませ犬」という言葉の意味や語源、由来についてご存じですか?

主に人間に対して使われる言葉なのに「犬」という単語の入る不思議な日本語となっていますよね。
今回はこの「噛ませ犬」という言葉の意味や語源、由来を深くわかりやすく解説していきます。


噛ませ犬の意味とは?

それではさっそく「噛ませ犬」という言葉の意味について解説していきます。
「噛ませ犬」という言葉について辞書などを使って調べてみると、以下のような意味であることがわかります。

・引き立て役

「噛ませ犬」とはアニメやドラマなどで、主人公を引き立たせるためのキャラクターを指して使われる事が多い言葉です。
主人公が「噛ませ犬」の役目のある敵役をやっつけることによって、より主人公の強さや魅力が引き立つ場面ってありますよね。

そのため、何をやっても主役になれず、他の人の活躍を引き立たせてしまうような人が、自分を「噛ませ犬」と自嘲する際にも使われる言葉です。

噛ませ犬の語源や由来とは?

続いて「噛ませ犬」という言葉の語源や由来について解説していきます。
「犬」という単語が使われていますが、本当に噛ませるための犬が存在していて、これが語源由来となっているのです。

本来は犬同士が戦う闘犬という競技で、犬を調教する際に、自信を付けさせるためにあてがわれる弱い犬のことを「噛ませ犬」としていたのです。
闘犬は最初から強い訳ではないため、最初は弱い犬=噛ませ犬と戦わせて噛ませることにより、闘犬に自信をつけさせていたのです。

噛ませ犬は別名アンダードッグとも呼ばれ、闘犬を引退した老犬が噛ませ犬として若い犬にあてがわれることが多いそうです。
このような意味が転じて、意図的に実力の劣る人物などを登場させ、主人公の活躍などを際立たせるような場面で「噛ませ犬」という言葉が使われるようになったのです。

以上が噛ませ犬という言葉の意味や語源、由来についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.弱い犬」でした!

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まとめ

噛ませ犬という言葉は「引き立て役」という意味である。
アニメやドラマなどにおいて、主人公の活躍を際立たせるために倒される敵などに対して「噛ませ犬」という言葉が使われることが多い。
元々は闘犬において、若い犬を調教して自信を付けさせるために、あえてあてがわれる弱い犬のことを「噛ませ犬」としていた。
このような意味が語源由来となって、主人公などを引き立たせる役回りの人のことを「噛ませ犬」とするようになった。