皮算用の意味や語源、由来や使い方について解説。なぜ狸が関係する?

この雑学では「皮算用」という言葉の意味や語源、由来などことわざにまつわる雑学を解説します。

雑学クイズ問題

皮算用の正しい意味はどれ?
A.当てもないのに前に進むこと
B.物事の実現前にそれを当てにすること
C.不安で仕方がないこと
D.借金をすること

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

皮算用の意味や語源、由来や使い方について解説。なぜ狸が関係する?

難しい日本語

日本語って実は世界に存在する言語の中でもかなり難しい部類に入る言語だってご存じでしたか?
英語圏で生活している人にとって日本語は難しい言語であり、習得難易度が最も高い言語にカテゴライズされているそうです。

実際に日本人ですら漢字を全て覚えている訳ではないですし、慣用句などの意味を正しく答えられる訳ではないですよね。
そんな難しい言語である日本語に「皮算用」と呼ばれる言葉がありますが、どんな意味かをご存じですか?

よく「取らぬ狸の皮算用」ということわざに用いられる「皮算用」という言葉ですが、意外と意味を間違えている人も多いんですよね。
今回は「皮算用」という言葉の語源や由来についても解説しますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。


皮算用の意味や使い方とは?

それではさっそく「皮算用」という言葉の意味や使い方について解説していきます。
「皮算用」について辞書などを使って調べてみると、以下のような意味であることがわかります。

・事が実現する前から、あれこれと期待すること
・事が起こる前にそれに期待して計画を立てること

「皮算用」という言葉単体で以上のような意味をもっています。
そのことから「とらぬ狸の」をつけないで「皮算用」という言葉を単体で使ったとしても、使い方として誤用ではないんですね。

宝くじを購入して、まだ当たってもないのに「何等が当たればアレを買って・・・」などはまさに皮算用と言えるでしょう。

皮算用の語源や由来とは?

続いて「皮算用」という言葉の語源や由来について解説していきます。
皮算用の語源や由来は皆さんもご存じの「獲らぬ狸の皮算用」ということわざからきています。

「獲らぬ狸の皮算用」とは、まだ狸が手に入っていないにも関わらず、狸の皮がどれぐらい売れるかを計算することが語源や由来となっています。
そして、元々は「獲らぬ狸の皮算用」とされていたものが「皮算用」と省略されるようになったんですね。

実は「狸」がことわざに登場するのにも理由があります。
狸は昔から人を化かすされていて、「人を化かす狸=事が実現していないのにそれを当てにする」という意味合いも含んでいるのです。

以上が「皮算用」という言葉の意味や語源、由来などことわざにまつわる雑学でした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.物事の実現前にそれを当てにすること」でした!

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まとめ

「皮算用」という言葉には「事が実現する前から、あれこれと期待すること」「事が起こる前にそれに期待して計画を立てること」という意味がある。
「獲らぬ狸の皮算用」ということわざが語源や由来となっていて、省略して「皮算用」とされるようになった。
元々は狸が手に入ってないのにも関わらず、狸の皮がどれぐらい売れるかを計算することから「獲らぬ狸の皮算用」ということわざが誕生した。
また、狸は人を化かすことから、まだ手に入っていない狸に期待する=狸に化かされる、ということも意味合いも含まれている。