元年の意味とは?一年ではなく元年と呼ぶ理由を簡単に解説。

この雑学では「元号」の意味や一年目を元年と呼ぶ理由について解説します。

元年の意味とは?一年ではなく元年と呼ぶ理由を簡単に解説。

なぜ一年ではなく元年?

元号が変わった時の一年目の年のことを「元年」と呼びますよね。
役所などで書類に記入する際などには、和暦の部分を「一年」と書くか、「元年」と書くか迷ってしまうことはありませんか?

特に平成生まれの人については、新しい元号に変わった経験がないことから「元年」に耳馴染みがないかもしれません。
書類には「元年」と書いておいた方が無難ですが、特に「一年」と書いても受理されないことはないそうです。

それでは、そもそも「元年」とは何なのか、一年ではなく元年と呼ぶ理由について気になりますよね。
今回は「元年」という言葉の意味や歴史、なぜ一年ではなく元年と呼ぶのかについて解説していきます。


元年の意味とは?

それでは、まずは「元年」という言葉の意味について解説していきます。
「元年」という言葉について調べてみると、以下のような意味であることがわかります。

・天皇即位の最初の年
・改元されてから最初の年
・ある物事が始まった出発点の年

冒頭で書きましたが、基本的には改元されてから最初の年だということがわかります。
2018年現在では「平成」という元号となっていますが、これは最初の元号である「大化」が定められてから250個目の元号となります。

最初の元号である「大化」が定められたのは「大化の改新」が起こった645年のことでした。
また、「天皇即位の最初の年」という意味もありますが、明治時代が始まるまでは天皇即位以外のタイミングで何度も改元が行われていたのです。

昔は改元が多かった

新天皇が即位した時だけ改元する、いわゆる「一世一元の詔」は明治時代以降に発せられたものです。
「元年」という言葉自体は古くから使われていた言葉であり、やはり改元されてから一年目のことを昔から「元年」と呼んでいたんですね。

つまり、現在でも「一年」ではなく、古くから使われていた「元年」という言葉を慣習的に使っているのです。
そもそもですが「元年」という言葉自体に「改元されてから最初の年」という意味があるため、「一年」とするよりも「元年」という言葉を選んだ方がより的確な表現と言えますよね。

元号以外の元年

「元年」については改元された時以外にも使われる言葉です。
先ほど元年の意味とは「ある物事が始まった出発点の年」であると解説したように、元年以外にも「〇〇元年」という使い方をします。

代表的なものの中には1995年に「ボランティア元年」という言葉が誕生しました。
それまではボランティアとは特別な市民のみが行うものというイメージがありました。

しかし、1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生したことをきっかけにして、それまでボランティアに携わっていなかった多くの市民がボランティアに参加するようになりました。
この年よりボランティアが一般的なものになったことから「ボランティア元年」という言葉が使われるようになったんですね。

そのほかにも新聞やニュースなどでも、何か新しい物事が始まった年を「〇〇元年」と報道することがあります。
このように「元年」の意味は単純に改元して一年目だけを表すのではなく、様々な物事の始まりの一年目を指す言葉なんですね。

以上が「元号」の意味や一年目を元年と呼ぶ理由についてでした、いかがでしたか?


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まとめ

元年には「天皇即位の最初の年」「改元されてから最初の年」「ある物事が始まった出発点の年」という意味がある。
改元されてから一年目を元年と呼ぶのは昔からの慣習である。
また、天皇が即位したときだけ改元される「一世一元の詔」は明治時代以降のものであり、それまでは即位以外のタイミングでも改元されていた。
他にも「ボランティア元年」など、様々な物事の始まりの一年目のことを「〇〇元年」と呼ぶことがある。