水に浮く野菜と沈む野菜の違いとは?見分ける方法を解説。

この雑学では水に浮く野菜と沈む野菜の違いや見分け方について解説します。

雑学クイズ問題

水に浮く野菜と沈む野菜の違いはどれ?
A.質量
B.空気の密度
C.塩分濃度
D.ビタミンの含有量

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

水に浮く野菜と沈む野菜の違いとは?見分ける方法を解説。

一般的な見分け方

皆さんは水に浮く野菜と水に沈む野菜の違いや、その見分け方についてご存知でしょうか?
普通に考えれば質量が重い野菜の方が水に沈むものだと考えてしまいますが、実は質量はあまり関係がないのです。

実際に「かぼちゃ」などは野菜の中でもかなり重い方ですが、水に入れてみると水に浮くことがわかります。
質量が関係ないのであれば、どのようにして見分けるのかというと、一般的には「地上で育った野菜」「地中で育った野菜」という区分けで見分ける方法があります。

「地上で育った野菜」は水に浮くものが多く、「地中で育った野菜」は水に沈むものが多いんですね。
先ほど例に挙げた「かぼちゃ」は地上で育つ野菜であるため水に浮きますが、じゃがいもやにんじんなどの野菜は地中で育つ野菜のため水に入れると沈みます。



しかし、後述しますがこの見分け方に当てはまらない野菜も一部ありますので、注意が必要です。


水に浮く野菜と沈む野菜の違い

それでは地上で育った「水に浮く野菜」と地中で育った「水に沈む野菜」の違いについて解説していきます。
なぜ地上で育った野菜は思い野菜でも水に浮くのかというと、空気密度が多いからなんですね。

浮き輪を想像して頂ければわかりやすいと思いますが、空気を多く含むものは水に浮きますよね。
地上で育った野菜は、地中で育った野菜よりもたくさん空気に触れる環境下で育ったため、当然ながら空気を多く含んでいるのです。

逆に地中で育つ野菜については空気を多く含んでいると、雨が降って地面がぬかるんだ時などに地上へと浮いてきてしまいますよね。
そのため、地中で育つ野菜については雨が降った時に地上へと浮いてしまわないように、空気をあまり含まないような野菜へと進化したのです。

水に浮く野菜

水に浮く野菜としては「レタス」「キャベツ」「キュウリ」「ほうれん草」「ピーマン」「かぼちゃ」「水菜」などが挙げられます。
例に挙げた野菜はどれも中が空洞になっているものが多く、空気を多く含んでいることからいかにも浮きやすそうですよね。

水に沈む野菜

水に沈む野菜としては「にんじん」「じゃがいも」「さつまいも」「ごぼう」「大根」などが挙げられます。
これらの野菜は中に空洞がなく、いかにも重たそうで水に沈みそうな野菜ですよね。

当てはまらない野菜

最後に水に浮く野菜と沈む野菜で「地上で育った野菜」と「地中で育った野菜」の法則に当てはまらない野菜についてです。
「玉ねぎ」などの野菜は地中で育つのにも関わらず水に浮きますし、「トマト」のも地上で育つのに条件を満たすと水に沈むようになります。

トマトについては面白く、通常の状態では水に浮くのですが、完熟になると水に沈むようになります。
そのため、家にあるトマトで完熟のものを食べたければ、水に入れて見分けることが出来るんですね。

実は空気密度以外にも糖度も浮き沈みに関係し、トマトが完熟して糖度が高くなることによって沈むようになるのです。
このように、一部例外はあるものの、ほとんどは地上で育ったか、地中で育ったかによって水に浮く野菜と沈む野菜を見分けることが出来ます。

以上が水に浮く野菜と沈む野菜の違いや見分け方についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「B.空気の密度」でした!

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まとめ

水に浮く野菜と沈む野菜を見分ける方法として一般的なものは、「地上で育った野菜」「地中で育った野菜」で見分ける方法である。
地上で育った野菜は空気密度が高いため、水に浮かぶようになっている。
逆に地中で育った野菜は雨が降った際に地中から浮かんでこないようになっている。
一部例外もあり「トマト」などの野菜については、完熟すると水に沈むようになる。