今回は「ホテルとモーテルの違い」ということで、宿泊施設にまつわる雑学を紹介します。
海外でよく見かける「モーテル」ですが、ホテルとは何が違うのでしょうか？
モーテルとは？
まずは「そもそもモーテルとは？」というところから解説します。
一般的にモーテルとは「モーターホテル」の略語であり、ホテルの一種のことです。
「モーター」とあるように、基本的には車を使って旅行する人向けの簡易宿泊所のことです。
ホテルといえばビルのような建物を思い浮かべるかもしれませんが、モーテルは日本のアパートのような構造をしています。
利用方法
続いてモーテルの利用方法についてですが、駐車場に車を停めた後にフロントへ向かいます。
フロントは駐車場に隣接されており、そこで宿泊カードに必要事項を記入し、宿泊料金を支払ってルームキーを受け取ります。
料金を支払う前に、部屋の中を確認することが出来るモーテルもありますので、初めてのモーテルが心配であれば部屋内の設備などを確認してください。
また、宿泊カードには車のナンバーや車種、色を記入する欄があることも少なくないため、フロントへ行く前に覚えておきましょう。
宿泊料が安い理由
モーテルの宿泊料金は、ホテルよりも安く設定されています。
モーテルはルームサービスなどがなく、基本的にはセルフサービスとなっているため、価格が安く設定されているんですね。
価格は立地や治安などによって前後しますが、安いモーテルは40ドル程度、高くても80ドル程度で泊まれる場所が多いようです。
また、1部屋で料金が設定されているモーテルも多いため、複数人で泊まることによって料金を抑えることも可能です。
ホテルとモーテルの違い
続いて、具体的にホテルとモーテルにはどのような違いがあるのか解説していきます。
ホテルとモーテルは大まかに「立地」「部屋の構造」「設備」「アメニティ」などの違いが挙げられます。
立地
ホテルは街中に建てられていることが多いですが、モーテルはどちらかというと郊外に建てられているという違いがあります。
モーテルは車で移動をしている旅行者向けの宿泊施設のため、大型の道路に面して建てられているんですね。
駐車場に車を停めれば目の前が自分の泊まる部屋であり、その手軽さが魅力の一つです。
部屋に楽に荷物を運び入れることが可能で、スタッフを雇う必要もがないことも安価で済む理由となっています。
部屋の構造
ホテルは廊下に面して部屋が並んでいて、マンションのような構造をしています。
一方モーテルは駐車場に面して部屋が並んでいて、アパートのような構造をしているという違いがあります。
設備
ホテルは設備が充実していますが、モーテルは必要最低限の設備しか整っていない場合もあります。
例えば、ホテルには備え付けとなっている冷蔵庫、金庫、キッチン、レンジなどが、モーテルには無いといった感じですね。
そのため、食べ物の保存・調理が出来ない場合もありますので、事前に調べるか、部屋をチェックしてから食べ物を買い込むようにしましょう。
また、近年のホテルは無料Wi-Fiが利用できるなどインターネット関連の設備が充実していますが、モーテルにはない場合がありますので注意が必要です。
アメニティ
アメニティに関してはホテルもモーテルもそれほどの違いはありません。
基本的にはシャンプーや石鹸、ボディーソープなどの類のものは、モーテルにも用意されています。
しかし、実はアメニティとして歯ブラシや歯磨き粉が用意してあるのは日本のホテルの文化のため、海外では用意されていないことの方が多いです。
そのため、海外のホテルやモーテルに宿泊する場合は、歯ブラシや歯磨き粉などは自分で用意して持っていくようにしましょう。
以上がホテルとモーテルの違いについてでした。
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まとめ
モーテルとは「モーターホテル」の略語であり、車を使って旅行する人向けの簡易宿泊所のことである。
ルームサービスなどが提供されておらず、設備も最低限しか整っていないことから、安い料金で宿泊することが出来る。
ホテルと違い、一部屋あたりで料金を精算することが多いため、複数人で泊まることによって宿泊費を抑えることが出来る。
その他にも、ホテルとモーテルには「立地」「部屋の構造」「設備」「アメニティ」などの違いがある。
