桜の雑学まとめ、お花見で盛り上がる豆知識を用意しました!

今回は「桜の雑学まとめ」「お花見で盛り上がる豆知識」ということで、桜にまつわる雑学を紹介します。
お花見シーズンは様々な人と「桜」について話しますが、そんな時に相手を楽しませることが出来る桜の雑学を用意しました。

意外と知られていない雑学が多数ありますので、驚かれることも間違いなしです。
ぜひ、家族や友人、職場などで今回紹介する桜の雑学を披露してみてくださいね。

桜の雑学まとめ

桜の雑学まとめ
それではさっそく桜にまつわる雑学を紹介していきます。

桜の葉には毒がある

桜の雑学の中でもメジャーなものですが、実は桜の葉には毒があるのをご存じでしょうか?
桜の葉には「クマリン」という毒性のある成分が含まれており、桜の葉が散ると地面に毒をまき散らして他の植物の成長を阻害します。

そのため、桜の木の周囲にはそこまで雑草などが育たないんですね。
また、毒性があるといっても、そこまで強力な毒ではないことから、桜餅にまいて食べる程度では食中毒を起こしません。

むしろ、抗菌性もあることから、他の雑菌などから身体を守ってくれる成分でもあるのです。
そして、桜餅から香る独特な香りについても、実は桜の葉にあるクマリンの匂いなのでした。

桜には人を興奮させる作用がある

桜の花粉には実は人を興奮させる作用があります。
エフェドリン」という物質が含まれていますが、この物質に人間の興奮を誘発させる作用があるんですね。

お花見の席ではお酒も入ってテンションが上がってしまいがちですが、この「エフェドリン」の作用もあるのかもしれません。
盛り上がりすぎてハメをはずしすぎないように注意が必要です。

花見を推奨したのは徳川吉宗

桜の雑学まとめ
花見はもともとは貴族の間で行われていた風習ですが、庶民の間で普及したのは江戸時代のことでした。
そして、江戸時代に庶民に花見を推奨して、花見の文化を根付かせたのは徳川吉宗だったとされています。

徳川吉宗は江戸を中心として桜を植えて、春には花見をさせて庶民たちの不満を解消させていたのです。
そして、花見の見物客がお金を使うことから、そこの土地に住む農民の懐を潤わせる意味もあったそうです。

昔は花見といえば梅だった

現代では花見は桜の花を見るものですが、元々は花見と言えば梅だったのです。
花見の風習は奈良時代に中国から梅が伝わったことによって始まったとされており、その頃には梅の花を観賞する行事でした。

そして、平安時代になると現代のように桜の花を楽しむ行事に変わっていったのです。
実際に、奈良時代に編集された万葉集には梅について詠んだ歌が多く、平安時代に編集された古今和歌集には桜について詠んだ歌が多く収録されています。

桜は縁起が悪いものだとされていた

江戸時代までには、花見の風習が庶民に根付いていないこともあり、桜は縁起が悪いものだと考える人も多かったそうです。
桜は「散る」というイメージが強いことから、この季節に結婚をするとすぐに別れてしまうと考えられていたんですね。

また、桜は墓地や合戦場跡に咲いていることが多く、人骨から栄養を得て育っているという言い伝えもありました。
そのため、庶民にとっては桜は決して良いイメージのあるものではなかったんですね。

「さくら」という言葉の語源

桜の雑学まとめ
「さくら」という言葉の語源は諸説あります。
桜が開花することは、これから暖かい気候を迎える前兆であり、田植えなどの目安だとされていました。

そして、桜に「サ神」という神様が宿っており、サ神様が人間界に降りてくると、桜が咲くと考えられていたんですね。
そのため、桜が「サ神様」がおやすみしている「御座(みくら)」であると考えられ、「さくら」となったそうです。

他にも、「咲く」に複数を意味する「ら」が付け加えられて「さくら」となった説もあります。

桜は川辺に植えられていることが多い

公園以外では、桜は川辺など水の多い場所に植えられていることが多いです。
これには理由があり、江戸時代には大雨が降ると川が氾濫して土手が決壊するなど、水害に悩まされていたからなんですね。

お金をかけずに土手を強化しようと考えたところ、桜の花に目が付けられました。
土手に桜を植えることにより、雨が降る前の春の季節に桜目当ての観光客が押し寄せますよね。

そして、その観光客に地面を踏み固めてもらい、土手を強化してもらおうと考えて、川辺に桜を植えたのだとされています。

仕込んだ人を「さくら」と呼ぶ理由

桜の雑学まとめ
仕込まれた偽客のことを「さくら」と呼びますよね。
この隠語は江戸時代に使われるようになった言葉で、最初は芝居小屋で使われていた言葉だったそうです。

芝居小屋で役者に声をかける役の人間は、景気よく派手に声をかけたと思ったら、すぐに散っていなくなることから「さくら」と呼ばれていたとされています。
そして、その言葉が露天商の間で使われるようになり、賑やかしに使われる偽客のことを「さくら」と呼ぶようになったのでした。

ソメイヨシノはほとんどがクローン

日本を代表する桜である「ソメイヨシノ」ですが、実はそのほとんどがクローンなのです。
ソメイヨシノは種子によって増えることがないため、接ぎ木でしか増やすことが出来ません。

そのため、日本全国に植えられているソメイヨシノは、元を辿れば僅かしかなかった原木のクローンだといえるんですね。
また、ソメイヨシノが同時期に開花して同時期に散るのも、元々は同じ原木から複製されたものだからだとされています。

桜の花言葉

桜の花言葉は「精神の美」や「優美な女性」です。
「精神の美」は、ジョージワシントンが父の大切な桜の木を切ってしまった時に、正直にそのことを告白したことが由来となっています。

「優美な女性」については、桜がしとやかに美しく咲いていることから、それを女性に例えたことが由来となっています。
以上が「桜の雑学まとめ」「お花見で盛り上がる豆知識」についてでした。


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