今回は「メンマは割り箸から作れるのは本当?」ということで、メンマにまつわる雑学を紹介します。
一時期ネット上で「割り箸メンマ」が流行したのはご存じでしょうか?
なんと、普通の割り箸でもうまく調理することによって、まるでメンマのように美味しく食べられるという情報なのです。
しかし、明らかに食用ではない割り箸をメンマにして食べられるのかどうか、かなり怪しい情報ですよね。
メンマは割り箸から作れるのは本当?
冒頭で解説したように、一時期ネット上に「割り箸を原料にメンマを作ることが出来る」という情報が出回りました。
確かに見た目はなんとなく似ている気がしますし、ちゃんと煮込んで味付けをすれば、割り箸からメンマが作れるような気がしますよね。
そのため、実際に割り箸からのメンマ作りに挑戦する人も現れました。
また、この情報は海を渡り、メンマの本場である中国にまで届いたそうです。
割り箸メンマは嘘
それでは、本当に割り箸からメンマが作れるのかというと、当たり前ですが無理です。
そのため「割り箸からメンマを作ることが出来る」というのは完全に嘘情報ということですね。
なぜ割り箸メンマの情報が拡散した?
それでは、なぜこのような嘘の情報がネット上を賑わせたのかというと、とあるブログがきっかけでした。
割り箸メンマのレシピを公開したのは、ブロガーの高瀬克子という方で、このレシピを元ネタにしてネット上で拡散していったそうです。
割り箸メンマのレシピを掲載したブログが書かれたのは2007年4月1日のことでした。
つまり、割り箸メンマは完全にエイプリルフールのネタだったという訳ですね。
しかし、高瀬克子の公開したレシピがあまりにも精巧に作られていたため、ネタだとわからずに信じる人が出てきてしまったのです。
確かに、割り箸からメンマは作れるような気がしますし、レシピが精巧であれば信じてしまうのも無理はないのかもしれません。
割り箸メンマは中国でも話題に
割り箸メンマのレシピが日本のネット上で話題になった結果、その情報は中国にも伝わって話題になりました。
中国のネット上では「割り箸を使って作られたメンマが販売されている」という情報が拡散し、ちょっとしたパニックになったそうです。
この情報を信じた中国人には「自分が食べてきたものは割り箸だったのか」とショックを受ける人も多数いました。
また「実際に試してみたけどメンマが出来上がらなかった!」という人までいたそうです。
もちろん、これがエイプリルフールのネタだと中国にも伝わったため、現在も信じている人はほとんどいないでしょう。
ちなみに、割り箸メンマの情報については、中国で拡散した後、台湾や香港などにも伝わっていったそうです。
割り箸メンマのレシピ
最後にネット上に公開されていた割り箸メンマのレシピを紹介します。
まず、味がしみ込みやすいように、よく使いこまれた割り箸を用意して、ハサミなどで一口大に切ります。
その後、一口大に切った割り箸をお酒に漬け込みますが、紹興酒を使って漬け込むとより中華料理っぽい味わいに仕上がります。
お酒に漬け込んでいるとどんどん割り箸が柔らかくなっていくので、次に塩やしょうゆ、ごま油、ラー油などをお好みの量で投入します。
そして、お酒と調味料に浸けた割り箸を鍋でひと煮立ちさせ、その後は弱火にしてアクをとりながら3日間煮込み続けます。
煮込み終わったら瓶に詰め込み、日のあたらない場所に1か月間放置し、これで割り箸メンマの完成です。
もちろんこれだけ手間をかけたとしても、食べられるものは出来上がりません。
しかし、妙にリアリティのあるレシピだったため、信じてしまう人も出てきてしまったんでしょうね。
以上が「メンマは割り箸から作れるのは本当?」についてでした。
注目記事
他にも、こんな雑学がお勧めです。
すき焼きには卵をつける理由、実は味のためじゃないんです!
シンデレラの意味は「灰かぶり」、本名もシンデレラではない。
継ぎ足しのタレが腐らないのには理由があった!
まとめ
割り箸を材料にしてメンマを作ることが出来るという情報が出回っていたが、嘘の情報である。
実際にレシピ通りに作ったとしても、食べられるものは絶対に出来上がらない。
2007年4月1日にエイプリルフールのネタとしてブログに投稿されたものがネット上で広まり、信じる人もいた。
割り箸メンマの情報は中国にまで伝わって、信じる中国人もいた。