サボテンにトゲがある理由と意味、実は過酷な環境を生きるため!

今回は「サボテンにトゲがある理由」ということで、サボテンにまつわる雑学を紹介します。
サボテンはその不思議な形状であったり、トゲがあるという他の植物にはない特徴を持っていますよね。

実は、サボテンのトゲにも重要な役割であったり、意味があるのをご存じでしょうか?
サボテンのトゲや形状の秘密についてや、おまけの雑学としてサボテンの花言葉について解説していきます。

サボテンにトゲがある理由

サボテントゲ意味花言葉
冒頭でも軽く解説しましたが、サボテンは不思議な形状をしていて、トゲがあることも他の植物には見られない特徴ですよね。
サボテンが不思議な形状をしているのも、トゲがあることも、実は過酷な環境で生き残るためには必須なのです。

サボテンは皆さんもご存じのように、砂漠というとても厳しい環境に生息しています。
砂漠では普通の植物は生きることが出来ませんが、サボテンはその身体の特徴を生かして砂漠の過酷な環境でも生きています。

サボテンにトゲがあるのは単純に外敵から身を守る意味もありますが、動物によってはトゲなど関係なくサボテンを食べてしまいます。
実は、外敵から身を守る以外にも、サボテンのトゲには様々な意味があるのです。

トゲで暑さを凌いでいる

トゲがある理由の一つ目は「暑さを凌ぐため」です。
トゲがあっても日陰は出来ませんし、砂漠の過酷な暑さを凌ぐことは出来ないと思う方も多いでしょう。

しかし、あの無数に生えているトゲは、砂漠の強い日差しを拡散させることが出来るのです。
いわゆる冷却装置の役割を果たしており、トゲのおかげでサボテンの表面温度が下げられているんですね。

もしもサボテンにトゲが全くなかった場合には、サボテンの表面温度が10度も上がってしまうそうです。

トゲから水分補給している

トゲがある理由の二つ目は「水分補給をするため」です。
砂漠には水分がほとんどないことから、わずかな水分でも吸収する必要があります。

そのため、サボテンはトゲを使って空気中にある水分を吸収しているのです。
砂漠では昼と夜で急激な気温差があることから、朝と夕方に霧が発生することがあります。

その時間帯にはトゲを使って空気中の水分を補給できることから、雨の降らない砂漠でも生きていくことが出来るんですね。

サボテンが不思議な形状をしている理由

サボテントゲ意味花言葉
サボテンは他の植物と違って葉っぱがないため、とても不思議な見た目をしていますよね。
しかし、その代わりにクチクラと呼ばれる厚い膜に覆われいるのです。

身体がクチクラに覆われていることから、吸収した水分が蒸発してしまわないようになっているんですね。
また、サボテンの幹には縦に走るたくさんの「ヒダ」がついていますよね。

この「ヒダ」も砂漠の暑さを凌ぐためのもので、ヒダが日よけとなり、太陽が真上にこない限りは身体の大部分を日陰に出来るようになっているのです。
球状のサボテンについても同様の理由があり、少しでも日陰を多く作ることによって、砂漠の日差しの暑さを防いでいるのでした。

サボテンの花言葉

サボテントゲ意味花言葉
最後にサボテンのおまけ雑学として「サボテンの花言葉」について紹介します。
サボテンの花には実は「枯れない愛」「燃える心」「偉大」「あたたかい心」といった花言葉があります。

これは、先ほど解説したように、サボテンが過酷な環境でも生き抜き、花を咲かせることが由来となっているんですね。
また、サボテンは恐竜がいた時代から生息している植物であり、その頃から絶滅せずに子孫を増やしたことから「偉大」という花言葉を持ちます。

「燃える心」については、サボテンが色鮮やかな花を咲かせることが由来となっています。
このように、意外と知られていませんが、サボテンにはその生態が由来となった花言葉が存在しているのでした。

以上が「サボテンにトゲがある理由」についてでした。


注目記事


他にも、こんな雑学がお勧めです。
トランプの神経衰弱の由来や意味とは?英語にするとどうなる?
太陽に酸素が無いのに燃えている理由、実は酸素は関係が無い。
食卓用ナイフの刃先が丸い意外な理由

まとめ

サボテンのトゲには外敵から身を守る意味もあるが、トゲを気にせずサボテンを食べる動物もいることから、他の理由がある。
サボテンにはトゲがあることによって、暑さを凌いだり、トゲから水分補給をするという役割もある。
また、サボテンが不思議な形状をしている理由は、太陽光が当たる面積を少なくするためである。
サボテンの花言葉は過酷な環境でも咲き続けることから「枯れない愛」「燃える心」「偉大」「あたたかい心」などとなっている。