旨味は英語でも”umami”、それでは他の味はどうなる?

今回は「旨味は英語でも”umami”」ということで、英語にまつわる雑学を紹介します。
普段から和製英語などを使っていて、海外でも通じると思っていた単語が全然伝わらなかったなんてことがありますよね。

しかし、実はその逆もあって、日本でしか使われていないと思っていた言葉が、そのまま英語圏でも通じることがあるのです。
特に日本の文化でもある”karate”や”sushi”などは英語圏でも有名な言葉ですが、なんと「旨味」という言葉も海外で通じるそうなのです。

旨味は英語でいうと何?

旨味英語
冒頭でも軽く解説しましたが、旨味という日本語はそのまま英語圏で使っても通じる言葉です。
英語圏の国々では旨味をそのままアルファベット表記で”umami“としているんですね。

発音については日本語と少し違っていて、うまみの「ま」の部分にアクセントをつけて発音します。
日本語では「う」にアクセントをつけて「うまみ」と発音しますが、英語圏ではどちらかというと「うまーみ」と発音されます。

なぜ日本語の旨味がそのまま海外でも使われているのかというと、旨味の発見者が日本人だったことに由来しています。
旨味を発見した人物は東大の池田菊苗教授であり、1908年にうまみ成分を発見したことから、五つ目の味覚として「旨味」と名付けたのです。

しかし、出汁を取る文化のあまりない海外では、味といえば「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」の四種類だと考えられていました。
そのため、旨味が提唱された時点では海外にほとんど浸透することなく、初めて旨味が認められたのは1985年のことだったのです。

そして、旨味の存在が認められたことから、日本で使われていた「旨味」という言葉がそのまま”umami”として採用されることになったのでした。

日本とは少し認識が違う?

実は海外と日本では「旨味」に関する認識が少しだけ異なっています。
海外では旨味が味として認められた際には、今まで存在していた四種類の味に「旨味」という味が追加されたものだと考えられました。

そのため、旨味は今まで知られていなかった味という意味で”the hidden fifth taste(今まで隠れいた第五の味)”と表現されることもあるそうです。
一方で、日本人は旨味を一種類の味としてではなく、グルタミン酸などのうまみ成分を指して「旨味」と表現することが多いですよね。

食べ物を口にした時に、甘い、酸っぱい、しょっぱい、苦いなどの言葉が出てくることがあっても、第一声で旨味のことを言葉にする人はほとんどいません。
また、他の四種類のはっきりとした味わいと違って、「料理の味の奥深さ」を表す意味合いで「旨味」という言葉を使うことが多いです。

旨味以外の味を英語にすると?

旨味英語
それでは旨味以外の味を英語にするとどうなるのでしょうか?
和英辞書などを使って調べてみたところ、「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」はそれぞれ以下のように表現することがわかりました。

甘味・・・sweetness
酸味・・・sourness
塩味・・・saltiness
苦味・・・bitterness

全世界の人が「旨味」の存在を知っているかは定かではありませんが、知り合いに外国人がいる方はぜひ”umami“について聞いてみてくださいね。

以上が英語にまつわる雑学でした。


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まとめ

味は五種類あり、それぞれ「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」「旨味」となっている。
旨味は東大の池田菊苗教授によって1908年に発見された味であり、世界で旨味が認められたのは1985年のことだった。
そのため、日本で使われていた「旨味」という言葉が採用されたことにより、そのまま海外でも”umami”という英単語となった。
海外では五つ目の味だと考える人も多いが、日本ではうまみ成分のことを旨味だと考える人が多いため、認識が少しだけ異なっている。