ノスタルジックの意味と語源、実は造語って知ってました?

この雑学では、ノスタルジックという言葉の意味と語源について解説します。

雑学クイズ問題

ノスタルジックという言葉の概念を作った医学者は誰?
A.クルト・シュナイダー
B.クラフトーエービング
C.ジークムント・フロイト
D.ヨハネス・ホウファー

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

ノスタルジックの意味と語源、実は造語って知ってました?

ノスタルジックの意味と語源、実は造語って知ってました?

ノスタルジックと聞いてイメージする光景

とても風情があって良い雰囲気の時に使われるノスタルジックという言葉ですが、皆さんは意味をご存じでしょうか?
テレビで旅番組などで地方ロケを行っている時などに、特にノスタルジックという言葉を耳にするのではないでしょうか?

しかし、ノスタルジックという言葉を説明しようとすると、意外に説明が難しい言葉だと思いませんか?
おそらくこの記事を読んでいる読者の方も、ノスタルジックって本当はどういう意味なの?というところが気になって、この記事を開いた人が大多数かと思います。

カタカナ言葉って本当に難しい言葉が多いですよね!
それではさっそくノスタルジックという言葉の意味についてふれていきましょう!


ノスタルジックという言葉の意味

ノスタルジックという言葉を辞書で調べてみると「[形動]郷愁を感じるさま。また、感じさせるさま。」という意味がでてきます。
なんだか少しわかりづらい気がしますね。

もう少し砕いて解説すると「ここからの景色は懐かしい」だとか「実家近くの風景を思い出す」など、そんな心情に浸ることをノスタルジックな気持ちと表現します。
簡単にまとめると「故郷・遠い昔などを懐かしく感じるさま」ということですね!

懐かしく思う気持ちがこみ上げてくる情景がノスタルジックという意味なのです。
日本語すると「郷愁(きょうしゅう)・望郷(ぼうきょう)」などの言葉になるでしょうか!

意味が理解できたところで、ノスタルジックという言葉の語源について触れていきましょう!

ノスタルジックは実は造語?

ノスタルジックの意味と語源、実は造語って知ってました?
そもそもノスタルジックという言葉は英語のノスタルジック(nostalgic)の形容詞であり、英語の名詞がノスタルジア(nostalgia)で、フランス語の名詞ではノスタルジー(nostalgie)となります。
実はこの言葉の歴史はそんなに古くなく、1688年に新しく生まれた言葉なのです!

ノスタルジアという言葉の概念は、スイスの医学生であるヨハネス・ホウファーによって作られました。
2つのギリシャ語である「nostos(帰郷)」と「algos(心の痛み)」を合成して生まれた言葉がノスタルジアとなります。

意味は「故郷へ戻りたいと願うが、二度と目にすることが叶わないかも知れないという恐れを伴う病人の心の痛み」とされています。
その当時では心の病気として扱われていて、症例も数多く存在したそうです。

18世紀から19世紀には大きな戦争が幾度となく発生したため、余計にノスタルジアが蔓延するキッカケとなりました。


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「D.ヨハネス・ホウファー」でした!

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まとめ

ノスタルジックは「故郷・遠い昔などを懐かしく感じるさま」を指している。
日本語では「郷愁(きょうしゅう)・望郷(ぼうきょう)」とも表現できる。
ノスタルジックは英語で形容詞で、英語の名詞ではノスタルジア、フランス語ではノスタルジーとなる。
ノスタルジアの概念は1688年にスイスの医学生であるヨハネス・ホウファーによって作られた。
昔は心の病気として扱われ、症例も数多く存在した。