ノンアルコールでも飲酒運転?酒気帯び運転の条件に注意!

現代の日本にはアルコール0%を謳う「ノンアルコールビール」や「ノンアルコールカクテル」といった商品が出回っていますよね。
最近は飲酒運転の取り締まりや罰則が厳しくなっていることから、ノンアルコール飲料で飲酒運転にならないか心配だという人も多いでしょう。

今回はノンアルコール飲料を飲んでも飲酒運転になるのか、酒気帯び運転の条件などについて解説していきます。

飲酒運転・酒気帯び運転の条件

まずは飲酒運転が適用される条件について解説していきます。
飲酒運転には程度や酒類がありますが、2019年現在の道路交通法では呼気検査でアルコール濃度が0.15mg以上だった際に、酒気帯び運転が適用されるようになっています。

飲酒運転が厳罰化されていることから、程度の低い飲酒運転だったとしても「3年以下の懲役、または50万円以下の罰金」が科せられます。
また、刑事罰以外にも運転免許の違反点数が一気に13点も加点されることになります。

違反点数が6点を上回ると免停となってしまうことから、飲酒運転がいかに厳罰化されているかがわかりますよね。
以上が飲酒運転・酒気帯び運転が適用される条件でしたが、一口でもお酒を飲んだ場合には絶対に運転をしないようにしてくださいね。

ノンアルコール飲料で飲酒運転になる?

続いて、ノンアルコールビールやノンアルコールカクテルで飲酒運転が適用されるのかを解説していきます。

商品によっては注意が必要

ノンアルコールを謳った商品だとしても、実は注意が必要です。
なぜかというと、ノンアルコールの商品だとしても、アルコールが含まれていることがあるからなんですね。

日本の法律には、アルコールが1%以上のものを「酒類」とする法律があるため、アルコールが1%未満であればノンアルコールとしても良いのです。
そのため、種類によっては飲みすぎると呼気検査でアルコール濃度が0.15mgを上回ってしまい、最悪の場合には酒気帯び運転が適用されてしまいます。

例えば、ホッピーなどはノンアルコールを謳うことが出来ますが、実はホッピーにもアルコールが0.8%含まれています。
1杯程度では飲酒運転になることはありませんが、何杯も飲み続けてしまうと、意図せず飲酒運転になることもあるため、注意が必要です。

ホッピー以外にもノンアルコールといいつつ微量のアルコールが含まれている商品がありますので、飲みすぎにはくれぐれも注意してくださいね。

各社のノンアルコール飲料を調査

実際に2019年現在で発売されている、人気のノンアルコール飲料を調べてみました。
調査結果は以下の通りで、現在はしっかりとアルコール成分が0%となっている製品が多いようです。

サントリー

サントリーから発売されている以下のノンアルコール飲料はアルコール成分が0%のものです。

・オールフリー
・オールフリーコラーゲンリッチ
・オールフリーライムショット
・オールフリーオールタイム

アサヒ

アサヒから発売されている以下のノンアルコール飲料はアルコール成分が0%のものです。

・アサヒドライゼロ
・アサヒドライゼロフリー
・アサヒスタイルバランス
・アサヒゼロカク
・アサヒヘルシースタイル

キリン

キリンから発売されている以下のノンアルコール飲料はアルコール成分が0%のものです。

・零ICHI
・パーフェクトフリー
・ゼロハイ氷零

サッポロビール

サッポロビールから発売されている以下のノンアルコール飲料はアルコール成分が0%のものです。

・サッポロプレミアムアルコールフリー
・サッポロプラス
・サッポロ麦のくつろぎ

職場でノンアルコール飲料

最後に職場でノンアルコール飲料を飲むことに問題があるかどうかについてです。
職場でも休憩時間内であれば、ノンアルコール飲料を飲むことは問題ないと思う人もいるかもしれません。

しかし、通常はノンアルコール飲料は宴会の席で振舞われるものですよね。
そのため、たとえノンアルコール飲料だったとしても、本来の用途を考えれば京楽のための飲み物だということになります。

職場は京楽の場所ではありませんし、社内の秩序や風紀を乱すものであることから、法的観点からも問題があるそうです。
お酒もノンアルコール飲料も楽しむためのものであるため、TPOをわきまえて飲むようにしましょう。

以上がノンアルコールでも飲酒運転になるのか、酒気帯び運転の条件についてでした。


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まとめ

飲酒運転の中でも「酒気帯び運転」は呼気検査でアルコールが0.15mg以上だった場合に適用される。
ノンアルコール飲料の中でもアルコールが含まれているものはあり、大量に飲むと飲酒運転となる場合があるため注意が必要である。
2019年現在、各社から販売されている人気のノンアルコール飲料にはアルコールが0.00%のものが多い。
ノンアルコール飲料は京楽のための飲み物であることから、風紀を乱すなどの問題で、職場で飲むことは法的観点からも問題がある。