今回は「フランケンシュタイン症候群とは?」ということで、フランケンシュタインにまつわる雑学を紹介します。
現代では「ロボット」や「AI技術」が飛躍的な発展を遂げていることから、フランケンシュタイン症候群という言葉を耳にするようになりました。
しかし、この言葉を初めて耳にする人にとっては、一体どのような症候群なのか、全く想像がつかないですよね。
誰にでもわかるように、簡単に「フランケンシュタイン症候群」について解説していきますので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
目次
フランケンシュタイン症候群とは?
それではさっそく「フランケンシュタイン症候群」について解説していきます。
フランケンシュタイン症候群は別名「フランケンシュタイン・コンプレックス」とも呼ばれています。
現代ではロボットやAI技術が発展したことによって、日常生活がかなり快適になってきていますよね。
そんな中、以下のようなことを考えたことはありませんか?
・人間の仕事がロボットに奪われてしまうのではないか?
・人間がロボットに支配されてしまうのではないか?
簡単に言えば、このような心理のことを「フランケンシュタイン症候群」と呼ぶんですね。
人間はロボットや人造人間、AI技術といったものを創造するのに憧れますが、その反面、それらに対して恐れを抱いています。
このような、創造物に対する憧れと恐れが入り混じった複雑な感情のことを「フランケンシュタイン症候群」と呼んでいるのです。
映画「ターミネーター」については、まさにフランケンシュタイン症候群がテーマの作品となっていますよね。
そもそもフランケンシュタインとは?
フランケンシュタインとは、メアリー・シェリーの小説「フランケンシュタイン」に登場する怪物のことですね。
物語では、科学者を目指す青年が、生命を操る野望を叶えようとして怪物を生み出してしまいます。
フランケンシュタインにまつわる勘違い
おまけに「フランケンシュタインにまつわる勘違い」という雑学を紹介します。
フランケンシュタインは怪物の名前ではない
皆さんはフランケンシュタインが怪物の名前だと思っていませんか?
フランケンシュタインは怪物を生み出した青年である「ヴィクター・フランケンシュタイン」の名前なんですね。
それでは怪物にはどんな名前が付けられているのかというと、実は名前は無いのです。
作中では「怪物」と呼ばれているだけで、小説のタイトルから「フランケンシュタイン=怪物の名前」という誤解を生んでしまったのでしょう。
原作の怪物は頭が良い
フランケンシュタインといえば、大柄でノロノロと動き、知性が低い人型の怪物というイメージが強いかもしれません。
しかし、原作では俊敏に動き、とても知性が高い怪物として書かれています。
それでは現在のフランケンシュタインのイメージはどこから来たのかというと、後に作られた映画です。
映画では怪物の動きが遅く、知性が低く描かれていることから、現在のイメージを生んでしまったのでした。
以上が「フランケンシュタイン症候群とは?」などフランケンシュタインの雑学でした。
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まとめ
フランケンシュタイン症候群は別名「フランケンシュタイン・コンプレックス」とも呼ばれている。
人間がロボットや人造人間、AI技術などに憧れを抱く反面、それらに人間が支配されてしまうことを恐れる、複雑な感情のことを意味する。
フランケンシュタインは怪物の名前だと思われているが、怪物に名前はなく、フランケンシュタインは怪物を生み出した青年の名前である。
また、フランケンシュタインは知能が低く、動きが遅いイメージがあるが、原作では知能が高く、動きが俊敏な怪物として書かれている。