この雑学では土用の丑の日にウナギを食べるようになった本当の理由について解説します。
雑学クイズ問題
土用の丑の日にウナギを食べる習慣はいつから始まった?
A.室町時代
B.江戸時代
C.明治時代
D.大正時代
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
土用の丑の日にウナギを食べる理由を解説、実は営業戦略。
土用の丑の日といえばウナギ!
皆さんはウナギが好きでしょうか?
夏の気温の高い日が続いて、食欲も無くなり気味になる頃に「土用の丑の日」がやってきます。
すると、あたりまえのように「スタミナをつけなきゃ!」とウナギを食べますよね!
食欲が無い時こそ、脂がのったウナギのかば焼きなんかよりも、さっぱりとして消化が良いものを食べた方がいい気がします。
しかし、それが当たり前とされてきたからなのでしょうか、それとも意識に潜在的に刷り込まれているからなのでしょうか、土用の丑の日が近付くと「ウナギを食べなきゃいけない!」と思うから不思議ですよね!
土用の丑の日にウナギを食べる習慣については、江戸時代中期の文人であり科学者でもあった平賀源内が作ったとされています。
平賀源内は才能豊かな人物で、多方面に業績を残していますが、実は人殺しの罪でとらえられて、1779年に獄中死しているのです!
知的なイメージの強い平賀源内ですが、本当に意外な事実ですよね・・・
土用の内の日にウナギを食べるのは平賀源内の発案!
ウナギを土用の丑の日に食べはじめたのは、平賀源内が販売促進のため、宣伝文を書いたことから始まったのです。
この話自体は有名ですが、どうして平賀源内は宣伝文を書いたのでしょうか?
夏、脂っこいものが敬遠されるようになると、こってりと油がのった江戸名物のウナギの蒲焼は、売れ行きが一気に下降していました。
ウナギ屋に行った平賀源内は、人のいなくなった店内で、店主から「客が来なくて困っている」という相談をうけます。
そこで平賀源内は「土用の丑の日に食べると夏ヤセ予防になる」という宣伝文句を、健康と滋養強壮面にスポットをあてて作ったのです!
その際、当初から言われていた「土用の丑の日に”う”の字が付いたものを食べると、夏バテしない」という信仰のもとに、「土用の丑の日には”う”の付くウナギがいい」という宣伝文句を考えて広めたんですね!
現在も続く習慣
平賀源内の宣伝により、ウナギは売れに売れて大盛況となりました。
あまりの反響に土用の丑の日にはウナギを食べる事が習慣となり、それが現代になっても続いているのです。
平賀源内の考えるキャッチフレーズは、思わずウナギを食べたくなっちゃいますよね!
もしも平賀源内が現代にいたとしたらコピーライターとしても活躍できたのではないでしょうか?
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「B.江戸時代」でした!
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まとめ
土用の丑の日にウナギを食べる習慣については、平賀源内とされている。
ちなみに、平賀源内は人殺しの罪により、獄中死している。
ウナギを食べる習慣は、夏場に売上の落ちるウナギの蒲焼を、たくさん売るために平賀源内が宣伝文を書いたことから始まった。
あまりの反響に、土用の丑の日にはウナギを食べる事が習慣となり、それが現代になっても続いている。