褒めると誉めるの違い
「ほめる」という言葉には「褒める」と「誉める」という二種類の漢字がありますよね。
どちらを使っても間違いではありませんが、厳密には違いがあるそうです。
まずは「褒める」という言葉の「褒」という漢字には「良い行いに報いる」という意味ああり、相手の行いをほめる時に使われる言葉です。
逆に「誉める」という言葉の「誉」は「ほまれ」とも読み、みんなで称賛したり、担ぎ上げる意味合いのある言葉です。
そのため、主観ではなく、スポーツなどで勝利した時など、栄誉や名誉などを得た時に「誉める」という言葉が使われます。
「誉める」は称賛の意味合いであることから、誰に使っても失礼な言葉ではありませんが、「褒める」は目上の人に使うと失礼にあたる場合もあります。
褒めることは依存を生んでしまう?
褒めることの重要性について解説しましたが、アドラー心理学では褒めることも叱ることも否定されています。
なぜなら褒めることによって相手の自立心が阻害されて、褒められることに依存する人間になってしまうからだと説明されています。
褒めることや叱ることを繰り返しているうちに、人間は褒め言葉に依存していき、自分で考えるのではなく、他人にコントロールされしまうようになるのです。
そして、最終的には「褒めてくれる人がいる場合はするけれども、褒めてくれる人がいないのならやらない」という考え方になります。
そのため、褒めるという上から下への評価ではなく「対等な立場から勇気づける=援助」をするべきだとされています。
確かに褒めることで伸びる人もいますが、褒めることに依存してしまうほど人を褒めるのはよくないということですね。
以上が褒めることにまつわる雑学でした、いかがでしたか?
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