穀雨の時期の七十二候
二十四節気を更に細かく3つに分けたものに「七十二候」と呼ばれるものがあります。
季節を更に細分化して72の季節を表現するのに使用されます。
穀雨のシーズンは雨量が増える季節であり、穀物や植物が良く育つことから、以下の意味をもった「七十二候」が穀雨の時期に訪れます。
葭始生(あしはじめてしょうず)
穀雨の初候は「葭始生(あしはじめてしょうず)」となっています。
意味は「葦(あし)が芽を吹き始めるころ」となります。
霜止出苗(しもやんでなえいづる)
初候の次は次候といい、穀雨の次候は「霜止出苗(しもやんでなえいづる)」となります。
意味は「霜がなくなり、稲の苗が育ち始めるころ」となります。
牡丹華(ぼたんはなさく)
最後に迎える「七十二候」は「末候」と呼ばれており、穀雨の末候は「牡丹華(ぼたんはなさく)」となります。
意味は「牡丹の花が咲き始めるころ」となります。
このような意味をもった「七十二候」から、穀雨は植物が芽吹いて成長し気温も暖かくなるということがよく分かります。
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