キクが葬式で使われる理由
キクの花と言えばよく葬式で見かける花ですよね。
そのことから入院している人のお見舞いでキクを持っていくことはとても失礼なことだとされています。
しかし、そもそもなぜキクが葬式で飾られているのかを知っていましたか?
キクが葬式で飾られるようになったのは明治時代のころだったそうです。
当時は明治維新によって西洋の文化がどんどん日本に入ってきていましたよね。
実は日本以外にも葬儀の際にキクの花を飾る文化のある国があり、それはフランスでした。
当時のフランスは葬儀の祭壇にキクを飾る文化があったそうで、これが日本にも影響を与えるようになったことから、日本でもキクを飾る文化が広まったとされています。
しかし、キクは邪気払いや無病息災や延命長寿などの意味を持つ花のため、そもそも葬式で飾るのはナンセンスだと思われますよね。
実はキクのあの独特の香りには人の気持ちを安らかにする作用があるため、葬儀の参列者の悲しい気持ちを安らげることができるのです。
以上の理由からキクといえば葬式の花となっていったんですね。
アジサイの学名はシーボルトの妻が由来
アジサイは日本が原産国であり、実は海外でもその美しさが評価されているんです。
日本がまだ鎖国をしていた江戸時代にドイツ人であるシーボルトはオランダ人のふりをして日本に滞在していました。
シーボルトは日本のアジサイの魅力に惹かれ、アジサイについて研究していたのですが、幕府から密偵だという容疑をかけられた結果、国外追放となってしまいました。
本国であるドイツへ追放される際にアジサイを持ち帰り、植物図鑑にアジサイを追加しました。
学名は「ヒドラ」「ホテルンジア」「オタクサ」と名付けたのですが、「オタクサ」についてはシーボルトの妻の名前が由来とされているんです。
シーボルトは実は日本人を妻に迎えており、妻の名前は楠本瀧(くすもとたき)でした。
その妻のあだ名が「お瀧さん」であったことから、アジサイの花の学名に自分の妻である「お瀧さん」からもじって「オタクサ」としたとされています。
以上が植物の雑学でした、いかがでしたか?
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