茅の輪くぐりの由来
今回は「大祓」という神事で茅の輪くぐりをすることを紹介しましたが、そもそもなぜ茅の輪くぐりをすると身心が清められるのかというと、由来が存在しています。
もともと茅の輪は現在のように大きいサイズではなく、腰につけるような小さなサイズのものでした。
茅の輪の由来は日本神話であり、ヤマタノオロチを退治した素盞鳴尊(すさのおのみこと)が旅をしている途中に、宿を探していました。
蘇民将来(そみんしょうらい)、巨旦将来 (こたんしょうらい)という兄弟に家に泊めてもらえないか頼んだところ、弟である巨旦将来は裕福だったのにも関わらず泊まる事を拒否しました。
そして、兄の蘇民将来は貧しかったのにもかかわらずに素盞鳴尊を家に泊めてあげてもてなしたそうです。
数年後に蘇民将来を再度訪れた素盞鳴尊は「病気が流行した時には茅で輪を作って腰につけていれば病気を防げる」という事を蘇民将来に言い残しました。
その後、疫病が流行した際には茅の輪の事を聞いていた蘇民将来は疫病にかからずに助かりましたが、宿泊を拒んだ巨旦将来は病に倒れてしまったそうです。
この神話が茅の輪の由来であるとされていて、時代の流れとともに茅の輪は大きくなっていき、江戸時代になったころには現在のように大きい茅の輪をくぐる神事へとなったのでした。
花見はもともと神事だった
花見のシーズンには桜を見ながら宴会を開いて盛り上がりますよね。
花を見ながら宴会なんてとても情緒のある宴会ですが、実は花見についても昔は神事として行われていたものだって知っていましたか?
桜が初めて日本に植えられたのは奈良時代のことだったとされています。
桜の花がとても美しく、桜の花が咲くと田の神様が山から降りてきたものだと農民は考えていました。
そこで、神様をお迎えしようとして始まったのが花見だとされています。
神様へと食べ物やお酒などのお供え物を捧げることによって神様を迎え入れて、その後、みんなで宴会を開いて神様を接待するという考え方から花見というイベントが誕生したのでした。
以上が神事の雑学でした、いかがでしたか?
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