この雑学では、バターとマーガリンの違いについて解説します。
雑学クイズ問題
バターとマーガリンの違いとして正しいものは?
A.牛のミルクか山羊のミルクかの違い
B.塩味(えんみ)の違い
C.動物性脂肪と植物性脂肪の違い
D.生まれた国の違い
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
バターとマーガリンの違い、説明できますか!?
バターとマーガリン、何が違うの?
皆さんの普段の食卓に欠かせないバターとマーガリンですが、その違いを説明することが出来ますか?
「味が違う!」と言われればそれまでですが、明確にバターとマーガリンの違いを説明しようとすると、出来るひとはなかなかいないのではないでしょうか?
筆者的には、バターは色々な料理に使うのに対して、マーガリンの用途はパンに使う以外ではあまり使われないところなのかな?と思います。
筆者自身もその違いについては全く把握できていないので、今回の記事を書くにあたって勉強をしたいと思います。
説明できる人が少ない雑学なので、ここで覚えておくとまわりの人から一歩リードできるかもしれませんね!
それでは、さっそくバターとマーガリンの違いについて紹介していきましょう。
バターとマーガリンの違いは脂肪にあり!?
バターとマーガリンの違いについて調べたところ、「動物性脂肪が使われているか」それとも「植物性脂肪が使われているか」の違いであることがわかりました!
具体的にいうと、バターとマーガリンの基準は以下のようになっていることがわかります。
・バター…80%以上が動物性脂肪(牛乳)
・マーガリン…80%以上が植物性脂肪(オリーブオイル、ごま油)
以上のように、原材料が全然違うことがわかりました!
こうやって見てみると、両方とも脂の塊のように思えちゃいますよね!
それでは、バターとマーガリンの簡単な違いがわかったところで、それぞれについてもっと詳しく触れていきましょう。
バターを詳しく解説すると?
バターってどのように作られているかご存じでしょうか?
バターの原材料には主に牛乳が使用されているのはわかりましたよね?
実は牛乳に含まれる脂肪分を抽出して、それを固めたものがバターになるのです!
当サイトの別記事でも紹介していますが、バターの歴史はとても古く、紀元前が使われていたようです。
また、バターと呼ばれるためには基準が存在し「乳脂肪分が80.0%以上、水分が17.0%以下、大腸菌群は陰性」のものと定められています。
あとは、冷蔵庫で冷やすことによって固まる性質があります。
常温にして置いておくことによって、柔らかい状態になります。
バターって体に悪いの?
バターを使った料理ってすごく美味しいですよね!
特にお菓子なんかにはバターはたくさん使われています。
しかし当然食べ過ぎると体に悪く、コレステロール値が上がってしまいます。
動物性脂肪の1日に食べてもよい目安としては、スプーン大さじ2杯分までとされています。
そのため、お菓子などを食べてしまうとすぐに過剰摂取になってしまうわけですね!
コレステロール値が上昇してしまうと動脈硬化などの病気を患ってしまう可能性もあるため、注意して食べる必要があります。
バターの解説はここまでにして、次はマーガリンについて触れていきましょう!
バターの代わりに発明されたマーガリン
実はマーガリンの歴史はバターのように古いわけではなく、1800年頃から出回るようになったとされています。
ナポレオンが海外に遠征に行く際にバター不足で困ってしまい、その代わりとして作られるようになったのがマーガリンなのです!
当時のマーガリンは、牛乳に牛脂などを加えて固めた本当に簡単なものでした。
しかし、後になって植物脂を固形化する技術が考案されたため、現在のマーガリンが作れるようになりました。
動物性脂肪を摂取しすぎるとコレステロール値があがってしまうことは説明しましたよね?
逆にマーガリンの原材料は植物性の脂が使われているため、体内の中性脂肪やコレステロール値を減らす働きをします。
ということは「バターよりもマーガリンの方が健康的?」と思われる方も多いでしょう!
しかし、それは大きな間違いなのです。
マーガリンの何が体に悪いのか、続いてはマーガリンの弱点についてふれていきましょう!
マーガリンに含まれるトランス脂肪酸とは?
マーガリンの特徴的な点を挙げるとすると、バターと違って低温で保存しても固まらないことが挙げられます。
確かに冷蔵保存していても、パンなどに塗りやすく柔らかい状態になっていますよね!
実は、この柔らかさを保つために使われている原材料が、トランス脂肪酸を生み出してしまうのです!
マーガリンの原材料を確認すると「食用精製加工油脂」が含まれていることがわかります。
ほとんどのマーガリンはこの「食用精製加工油脂」を使い、柔らかさや口どけの良くなり、食べやすくなっているのです。
しかし「食用精製加工油脂」は工業用でも使用される物質のため、身体には良くないものとされています。
そして、「食用精製加工油脂」を使ったマーガリンについては、その製造段階でトランス脂肪酸が生成されてしまうのでした。
トランス脂肪酸は海外では規制されるぐらい危ない!?
トランス脂肪酸は、実は健康被害があるとされて、アメリカでは規制される流れがあります。
日本以外の国では、一定以上のトランス脂肪酸を含む食品については、食品に明記しなければならないという法律も存在しているそうです。
このことを知らずに、マーガリンの方がコレステロール値が低いと言って食べていると、逆に健康に害が出てしまうため注意が必要です。
それでは、トランス脂肪酸を摂取すると、どのような悪影響があるのかを見ていきましょう。
・心臓病になる確率が上がってしまう。
・糖尿病や高血圧の原因となる。
・肥満になってしまう。
・悪玉コレステロールが増えて、善玉コレステロールが減ってしまう。
一応ですが、農林水産省から「トランス脂肪酸が健康に悪影響があるかの十分な証拠がない」との発表がされているそうです。
トしかし、ランス脂肪酸は普通に生活していれば、まず人間の体に入ってこないものなので、食べないことに越したことはないそうです。
個人的にはマーガリンよりもバターが好きなので、あまり影響は受けなさそうですが、マーガリンが大好きだと言う方は充分にリスクを理解して、過剰摂取しないように食べることが大切ですね!
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「C.動物性脂肪と植物性脂肪の違い」でした!
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まとめ
バターとマーガリンの違いとしては、バターは動物性脂肪から作られており、マーガリンは植物性脂肪から作られている。
バターと呼ばれるための基準が存在し「乳脂肪分が80.0%以上、水分が17.0%以下、大腸菌群は陰性」のものと定められてる。
また、バターは冷やすと固まるという性質がある。
マーガリンの歴史は浅く1800年ごろに、ナポレオンの遠征の際にバター不足が起こり、その代わりに作られるようになったのがマーガリンである。
バターよりもマーガリンの方が健康と思われがちだが、トランス脂肪酸が含まれているため、かえって健康には悪い。