「カンガルーの袋はどんな臭いがする?」ということで、カンガルーにまつわる雑学を紹介します。
カンガルーは日本にいないことから、日本人にとってはカンガルーは謎の多い動物ですよね。
そんなカンガルーは袋の中で子育てをすることで有名ですが、カンガルーの袋の中がどのような臭いがするのか想像が出来ますか?
今回はカンガルーの袋の中がどのような臭いがするのか、カンガルーの生態とあわせて詳しく掘り下げて解説していきます。
カンガルーの袋は臭い?
それではさっそく「カンガルーの袋の臭い」について解説していきます。
カンガルーの袋は「育児嚢(いくじのう)」と呼ばれており、皆さんもご存じのように子供をこの袋の中で育てます。
なんと産まれたばかりのカンガルーは1g程度しかなく、人間で言えばかなりの未熟児として産まれてきます。
そして、カンガルーの赤ん坊は自力で袋の中を移動して、母親カンガルーの乳首を見つけるそうです。
カンガルーの子供が大人になって完全に袋離れをするまでには、およそ30~40週間はかかり、その間は袋から出ることはあっても、基本的に袋の中で育てられます。
また、カンガルーの子供は排泄も袋の中で行われることから、カンガルーの袋の中は不潔で臭いと考えられているんですね。
実は小まめに掃除をしている
しかし、実際には袋の中を小まめに掃除していることから、育児中のカンガルーの袋の中はそんなに臭くないのです。
また、カンガルーが小さい頃は親カンガルーが子供の排泄器官を舐めることによって、排泄を促します。
そして、排泄された糞尿を親カンガルーを食べてしまうことから、袋の中は清潔に保たれるんですね。
人間の常識では汚いと思われるかもしれませんが、自然界では子供の排泄物を食べることはそこまで珍しいことではありません
身近な動物でいえば、猫が子育てをする時にも見ることが出来る習性なんですね。
また、親カンガルーは子供の出産時期が近づいてくると、その準備として袋の中を舐めて掃除をします。
そのため、子育て中のカンガルーの袋は基本的にそこまでキツい臭いをしているわけではないんですね。
完全に臭いがしないという訳ではなく、もちろん獣特有の臭いは発しています。
子供がいない時の臭いは?
逆に育児を行っておらず、子供がいないカンガルーの袋は臭いようです。
基本的に袋内の掃除をする習性については、子育てをしているカンガルーが行うものです。
そのため、育児中ではないカンガルーは袋を掃除するといった行動をすることが少なく、おのずと臭いもキツくなっていくそうです。
カンガルーと触れ合える機会はあまり無いとは思いますが、具体的にどのような臭いがするのか、機会があれば嗅いでみたいですよね。
カンガルーの子供は袋が大好き
最後にカンガルーの袋にまつわるおまけの雑学を一つ紹介します。
実は子供のカンガルーは「袋」がとても大好きで、母親カンガルー以外の袋にも入りたがります。
例えば、人間が布の袋などを用意して見せると、人馴れしている子供カンガルーは喜んで袋に飛び込んでくるのです。
やはり、子供のカンガルーにとって、一番安心できる場所は袋の中なんでしょうね。
今回紹介したカンガルーの雑学について、動物園でカンガルーを見かけた際にはぜひ披露してみてくださいね。
以上が「カンガルーの袋はどんな臭いがする?」という雑学でした。
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まとめ
カンガルーの袋は育児嚢(いくじのう)と呼ばれており、子供が袋の中で排泄することから臭いと思われている。
しかし、実際には子育て中には袋の中を綺麗に掃除をする習性があり、清潔に保たれていることから匂いはそんなにない。
逆に、子育てをしていない時には袋の中を掃除しなくなることから、臭くなることが多い。
カンガルーの子供はとにかく袋の中に入ることが大好きであり、母親じゃない袋の中にも入りたがる習性がある。