タコの目は長方形をしている?驚くべき生態について解説。

今回は「タコの目は長方形をしている?」ということで、タコにまつわる雑学を紹介します。
あまり知られていませんが、タコの瞳は人間と違って長方形をしており、地上の生き物ではヤギのような目の形をしています。

それでは、長方形をしているタコの目には、一体どのような機能が備わっているのでしょうか?
他にも、タコついて意外と知られていない面白い生態を紹介していきますので、最後まで読んでいってくださいね。

タコの目は長方形をしている?

タコの目
それではさっそく「タコの目」にまつわる雑学を紹介していきます。
冒頭でも軽く解説しましたが、タコの目は長方形をしていることから、人間とは違った視界が見えています。

どのように見えている?

人間は逆立ちをすると視界が反転して見えてしまいますよね?
しかし、タコはどんな体勢になっても瞳の向きが変わることなく、常に長方形が水平になっています。

そのことから、タコはたとえどんな体勢になったとしても、物が常に同じように見えているのです。
更に、タコは草食動物のように視界が広いことから、盲点がありません。

その代わりにまぶたが無いことから、タコは基本的には目を開いた状態で生活しています。
タコは眠る時も目を開けたまま眠りますが、目を閉じたくなった場合には目の周りの筋肉を収縮させて閉じています。

知られざるタコの生態

タコの目
タコは目以外にも知られざる様々な面白い生態があります。
タコにはクチバシがあったり、かなりのムキムキマッチョであったり、綺麗好きな一面があるってご存じでしたか?

タコにはクチバシがある

あまり知られていませんが、実はタコにもクチバシと呼ばれる器官があります。
また、タコのほとんどが毒を持っていて、獲物を捕らえるとクチバシを指して毒を注入し、獲物の身動きをとれなくするのです。

そのため、生きているタコの口付近に手を近づけた場合には、クチバシで刺されて毒を注入されることがあるため注意が必要です。
ヒョウモンダコなどはフグ毒などで知られる「テトロドキシン」という猛毒を持つことで有名であり、刺されてしまえば命を落とす危険性があります。

実はかなりのムキムキマッチョ

タコは軟体動物でフニャフニャとしているイメージがあるかもしれませんが、実はとてつもないムキムキマッチョです。
タコを食べた時にその噛み応えや弾力に驚かされることがあると思いますが、なんと身体の9割は筋肉から出来ているのです。

人間のボディビルダーでさえ、せいぜい筋肉は2割~3割程度なので、タコがいかにマッチョな動物かがわかりますよね。
そのパワーが海の中で発揮されて、時にはサメなど自分よりも大きい生き物を襲って捕食してしまうこともあるそうです。

人間も大きなタコに絡みつかれてしまい、呼吸器などを塞がれてしまった場合には、命の危険性があります

綺麗好きでもある

意外かもしれませんが、実はタコには綺麗好きという一面もあります。
タコは普段は自分の住処で生活をしていますが、餌である貝類などを食べた時には、必ず巣の外へと捨てて掃除する習性があるんですね。

住処を探す場合もなるべく綺麗な場所に住みたいことから、ゴミの溜まりにくい潮の流れが激しい場所を住処にする傾向があります。
そして、潮の流れが激しい場所には、潮の流れによって綺麗になった「あぶら石」と呼ばれるものが生成されるため、タコの住処の目印にもなるようです。

以上が「タコの目は長方形をしている?」や「タコの知られざる生態」についてでした。


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まとめ

タコの目は腕のすぐ上あたりにあり、人間とは違って瞳の形が長方形をしている。
身体がどんな向きになったとしても、常に瞳の長方形を水平に保たれていることから、どんな体勢で物を見ても同じに見えている。
また、タコは身体の9割が筋肉で出来ており、どんな硬い獲物でも腕で絡めとり、クチバシで刺して毒を注入して捕食してしまう。
綺麗好きとしても知られていて、貝などを食べたあとは貝殻を必ず巣の外に捨てる習性がある。