大根の色は白色ではなく透明、煮込むと色がなくなる理由。

この雑学では大根の色が実は無色透明であることと、煮込むと透明になる理由について解説します。

雑学クイズ問題

大根が白色に見える理由は?
A.身が詰まっているから
B.新鮮だから
C.たくさん穴が空いているから
D.皮が白いから

答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

大根の色は白色ではなく透明、煮込むと色がなくなる理由。

実は大根は無色透明

皆さんは「大根は何色をしている?」と聞かれれば迷わずに「白色」と答えるのではないでしょうか?
実は大根は白色をしておらず、無色透明というのが正しいのです。

しかし、実際にスーパーなどで売られている大根を見てみると、ちゃんと白色をしている気がしますよね。
そこで、お鍋やみそ汁、おでんなどの大根を煮込んだ料理を想像して頂きたいのですが、煮込んだ後には等しく透明になっていますよね。

実は普段見ている大根の白色ではなく、煮込んだ後の透明こそが大根の本来の色だったんですね。
あまり知られていませんが、大根には肉眼で確認できないほどの小さい穴がたくさんあいていて、その表面もデコボコになっています。

そこに光が当たると光が乱反射することにより、人間の目には白色に見えるようになっているんですね。


煮込むと色が無くなる理由

続いて大根を煮込むと色が無くなって透明になる理由について解説します。
先ほど大根には小さな穴がたくさんあいていて、白色に見える原理について解説しました。

大根をお湯に入れて煮込むことにより、この小さな穴や表面のデコボコに含まれている空気が外へと押し出されます。
空気の乱反射が原因となって大根が白色に見えていたため、空気が無くなれば大根の本来の色である透明に見えるようになるのです。

更に大根と同じように、白色だと思っていても透明のものは他にも存在しています。

実は白色ではなく透明のもの

大根以外に実は白色ではなく透明のものについて解説していきます。

白熊

実は白熊の毛の色についても白色ではなく透明になっています。
白熊の毛は空洞になっていてたくさんの穴が開いています。

その毛を太陽光が通過し地肌の黒い皮膚に反射し、毛の空洞や穴で乱反射を起こすことによって白く見えているのです。
そもそも白熊は白のイメージが強いかもしれませんが、毛の下の皮膚も黒色をしているのです。

雪と言えば白いイメージがあると思いますが、雪の結晶ひとつひとつを見てみると透明ですよね。
これは複雑な形をした透明の雪の結晶がたくさん集まることによって様々な波長の光が反射を繰り返した為に白く見えるのです。

ふわふわとした雪は密度が低い為、表面上で乱反射を繰り返して白く見えますが、密度の高い雪は少し青みがかって見えます。
雪の密度が高くなると反射されずに透過する光も多くなり、そのうち波長の長い赤色は吸収されてしまい、残った青色が反射されて青く見えているのです。

以上が大根の色が実は無色透明であることと、煮込むと透明になる理由についてでした、いかがでしたか?


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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

雑学クイズ問題の答えは「C.たくさん穴が空いているから」でした!

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まとめ

大根は煮込む前は白色をしているが、実は煮込んだ後の透明が本来の色である。
大根には小さな穴がたくさんあり、表面がデコボコしていることから光が乱反射して白く見えている。
煮込まれることによって大根の穴やデコボコから空気が外へと押し出されるため、乱反射することがなくなり透明となる。
他にも白熊や雪についても白色に見えているが、実は透明である。