この雑学では、「やぶさかではない」という言葉の意味と語源、使い方について解説します。
雑学クイズ問題
「やぶさかではない」という言葉はどういう意味?
A.するべきではない
B.嫌な気はしない
C.仕方なく受け入れる
D.喜んで協力する
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
「やぶさかではない」の正しい意味と語源、使い方とは!?
たまに聞く「やぶさかではない」とは?
「やぶさかではない」という言葉、皆さんは普段使いますか?
もしかすると聞いたことがない人もいるかもしれませんね!
「やぶさかではない」という表現は、あまり若い人の間では使われない言葉で、どちらかというと年配の方に使われる表現だったりします。
筆者も社会人になってから、職場で「やぶさかではない」という言葉を使うお客様がいて「これはどう受け止めればいいのか?」と疑問に思った経験があります。
今回の雑学では、「やぶさかではない」の意味はもちろんですが、語源や正しい使い方についても解説していきます!
適切な場面で使えると「難しい言葉を知っているな!」と感心されるかもしれませんね!
「やぶさかではない」の意味について
さっそく「やぶさかではない」の意味について解説します。
筆者が調べた結果、以下の意味であることがわかりました。
・~する努力を惜しまない
・喜んで~する
筆者は初めて「やぶさかではない」と言われた時に困惑しましたが、肯定的な意味と考えて間違えないようですね!
「やぶさかではない」と言われたら素直に「ありがとうございます!」と答えても問題無さそうです。
「やぶさかではない」の語源について
続いては「やぶさかではない」という言葉の語源について解説します。
そもそも「やぶさか」とは何なのでしょうか?
実は「やぶさか」は「気が進まない」「気乗りしない」「あまりやりたくない」といったネガティブな表現の言葉となります。
つまり「やぶさか」に否定の「ではない」を付け加えることによって、「やってもいいよ!」という意味になるのです。
「やぶさか」という言葉は古く、語源となった言葉は平安時代から使われていたそうです。
もともとは物惜しみするという意味の動詞である「やふさがる」、ケチの意味の形容詞で「やふさし」が語源と考えられています。
鎌倉時代以降で上記の表現は用いられなくなり、「やふさ」に「か」を付けた形である「やふさか」という言葉が使われるようになり、その後、「やぶさか」と変化していきました。
現在の日本では、物惜しみせずに努力する意味で「やぶさかではない」と表現するようになりました。
「やぶさかではない」の使い方
最後に「やぶさかではない」の正しい使い方についてです。
通常は何かをお願いされた時に使う言葉となります。
二つ返事で「いいですよ!」と答えるのではなく、おおむね了承する時に「やぶさかではない」と使います。
例えば「あなたが努力するならば、私もやぶさかではないよ」といった使い方が正しい使い方となります。
注目記事
それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「D.喜んで協力する」でした!
この問題以外にも、思わず人前で披露したくなる楽しい雑学クイズ問題を用意しています。
全て解けたら雑学王かも!?
【目指せ雑学王】面白い雑学クイズ問題集!【解説付き】
若い人には通じなくて困惑されてしまう事もあるので、場面によっては「喜んで協力するよ!」と表現した方がいい場合があります。
他にも、こんな雑学がお勧めです。
美味しい回転寿司の見分け方とは!?
ラグビーボールが楕円形である理由
孫の手の由来が孫ではないこと知ってました?
まとめ
「やぶさかではない」の意味は「~する努力を惜しまない」「喜んで~する」である。
「やぶさか」には「気が進まない」「気乗りしない」「あまりやりたくない」といった意味がある。
「やぶさか」の語源は、平安時代に使われていた「物惜しみする」という意味である「やふさがる」、ケチの意味の形容詞「やふさし」だと考えられている。
使い方としては、相手からお願いされた時に対して、「おおむね了承する」時に使う事が正しい。