この雑学ではハネムーンとはどういう意味なのか、またその由来・語源について解説します。
雑学クイズ問題
古代スカンジナビアで、ハネムーンの間に飲まれていた蜂蜜酒の名前は?
A.ヨード
B.ムード
C.ラード
D.ミード
答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!
ハネムーンとはどういう意味?意外と知らない由来・語源とは?
ハネムーンの意味とその由来とは?
「ハネムーン」といえば、現代では「新婚旅行」をあらわす言葉として使われていますよね!
ハニーとムーンという言葉を合わせた意味から、「蜜月」とも訳されて、蜜のように甘い月をイメージしますが、その語源は、そう甘いだけのものだけではなかったのです!
古代ゲルマンの新婚夫婦は結婚してからの一ヶ月(ムーン)、蜂蜜(ハニー)を発酵させた酒を飲む習慣がありました。
これが語源となって、ハネムーンという言葉ができたんですね!
これは、2人の時間や味わいを楽しむよりもまず、子作りをするためのスタミナをつけるのが目的だったといいます。
古代スカンジナビアでも、新婚夫婦は一ヶ月の間ミードと呼ばれる蜂蜜酒を飲み続けていましたが、これにはもっと厳しい理由があったのです。
蜂蜜酒を飲む厳しい理由とは?
当時の結婚はほとんどが略奪婚でした。
たとえ愛し合った二人であっても、花嫁の許しが出て家族が捜索をあきらめるまでには村を出て隠れていなくてはならず、その居所を知っているのは花婿の付添人だけだったそうです。
私たちのような現代人が効くと、愛の逃避行のような、何やらロマンチックな習慣のようにも思えますが、村を離れるということは、食糧の確保もままならなくなります。
そんなハードな日々をすごすために、蜂蜜酒を飲んだのです。
ミツバチはカイコと同様に人間が古くから飼育していた昆虫でした。
古代エジプトの遺跡からは3000年以上昔の蜜が入った壺も出土していますし、古代ローマ人も蜂蜜酒を作っていたそうです。
現代でも、蜂蜜は栄養価が高くて消化にもよいことから、健康や美容のために広く食されていますが、古代人もそれを良く知っていたのです。
ハネムーンという言葉に込められた意味とは?
一方、「moon」という言葉にも実は深い意味があったのです。
月は満ち欠けを繰り返すものです。
新婚当初は、満月のように欠けるところのない愛情に満ち満ちた生活を送っていても、やがてケンカをすることもあります。
それでも、愛情は月の満ち欠けのように再び戻るものなのだという教訓が、「ハネムーン」という言葉には込められているのです。
ハネムーンに出かける新婚夫婦は、この意味と語源を一度かみしめてもらいたいです。
そうすれば、少しぐらい腹が立つことがあってもグッとこらえて乗り越えられるはずでしょう!
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それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?
雑学クイズ問題解答
雑学クイズ問題の答えは「D.ミード」でした!
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まとめ
ハネムーンは現代では新婚旅行の意味で使われている。
昔は結婚してからの一ヶ月(ムーン)、蜂蜜(ハニー)を発酵させた酒を飲む習慣があったため、ハネムーンという言葉できた。
そして、蜂蜜酒を飲む理由とは、子作りをするためのスタミナをつけるためだった。
ハネムーンには、新婚夫婦の愛情は、月の満ち欠けのように再び戻るものなのだという教訓が込められている。