歴史上で最も高額な紙幣
歴史上に存在する紙幣の中でも最も高額な紙幣はいくらぐらいだったと思いますか?
現在では既に使用されていない通貨にはなりますが、昔のハンガリーでは「ペンゲー」という通貨が使用されていました。
この「ペンゲー」という通貨で歴史上最も高額な紙幣が誕生したのですが、1946年に造幣された紙幣に「10垓」ペンゲーというものが存在しています。
そもそも「兆」という単位ぐらいまでは耳馴染みがありますが、「垓」という単位はあまり聞いた事がないですよね。
「垓」とは10の21乗であり、数時にすると「1000000000000000000000」となります。
なぜこんな高額な紙幣が作られたのかというと、第二次世界大戦終結後のハンガリーでは物価が異常に上がってしまう「ハイパーインレフーション」が起きていたため、このような紙幣を作らざるをえなかったのです。
使えなくなった一万円札はどうなる?
実はお金にも寿命があって、寿命を迎えたお金は処分されているという事を知っていましたか?
硬貨などは丈夫に作られているため何十年も使うことが出来ますが、紙幣に関しては紙で出来ていることから数年で寿命を迎えてしまいます。
千円札や五千円札については使用頻度が高い事から1~2年で寿命を迎えてしまうそうで、逆に使用頻度の低い一万円札については4~5年で寿命を迎えるそうです。
実は寿命を迎えてしまった一万円札は日本銀行の地下施設で廃棄処分されているのです。
処分をする際には一万円札の真ん中に大きな穴を三つあけて使えないようにし、その後はパルパーと呼ばれる装置の中で液体になるまでドロドロに溶かされ、その後に残ったカスが回収されます。
その余ったカスについては再生紙として再利用されるのですが、品質がとても悪い事から段ボールや卵ケースに敷く紙ぐらいにしか使い道がないそうです。
以上がお金の雑学でした、いかがでしたか?
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