「ボーイズビーアンビシャス」には続きがあった
クラーク博士といえば先ほど説明したとおり「ボーイズビーアンビシャス」つまり「少年よ大志を抱け!」と言ったことで有名ですよね。
しかし、実はこの言葉は省略されていて続きがあったとされています。
省略される前は「Boys,be ambitious like this old man」と発言したとされています。
日本語にすると「少年よ、この老人のように大志を抱け」となります。
つまり「こんな老人でも夢を持って頑張っているのだから君たちも頑張れよ!」と激励を送る言葉だったということです。
なぜ後半部分が省略されてしまったのかというと、当時は軍国主義教の時代だったため「この老人のように」といった弱い表現は省略され、「少年よ、大志を抱け!」と力強い言葉となるように都合よく解釈されたのだと考えられています。
クラーク博士の大志は実らなかった
学生たちに力強い言葉を残したように、当然クラーク博士も大きな大志を抱いていたのでしょう。
しかし、アメリカに帰国してからのクラーク博士は順風満帆というわけにはいかず、むしろ大志は実らなかったといえます。
帰国後はマサチューセッツ農科大学を3年で辞職しました。
その後「洋上大学構想」という世界中を船で旅をしながら教育するという壮大な構想をしましたが、実際に生徒を募集したところその斬新な発想についていけなかったのか、あまり入学希望者が現れなかったそうです。
結果として「洋上大学構想」は計画倒れに終わりました。
また、カリフォルニアがゴールドラッシュに沸いていたことから「スター・グローブ銀鉱山会社」を設立しましたが、会社を設立してから2年後には銀の価格が暴落したことにより会社は倒産、多額の負債を抱えることになってしまいました。
その後、心臓病を患ったクラーク博士は59歳という年齢でこの世を去ることとなり、大志を抱いたものの実らせることなく生涯を閉じることとなりました。
以上がクラーク博士の雑学でした、いかがでしたか?
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