時間が経つと緑茶が茶色になるのはなぜ?
淹れたての緑茶って茶葉の種類や発酵具合によっても変わりますが、澄んだ緑色をしていたり黄緑色をしていますよね。
いかにも緑茶らしい色をしていますが、そのまま放置していたり水筒に入れて出かけた後に飲もうとしたら茶色に変色してしまったという経験はありませんか?
これは緑茶が傷んでしまって腐ってしまったわけではありません。
緑茶の緑色はクロロフィルという成分によって成り立っています。
しかし、クロロフィル以外に緑茶に含まれているタンニンという物質が時間が経つのにつれて酸化していきます。
この酸化が緑茶が茶色になってしまう原因なんですね。
緑茶を奇麗な緑色に保っておきたい場合はなるべく空気に触れないようにする必要があります。
ちなみにペットボトルのお茶は時間が経っても変色することはありませんが、これは人工的に作られたビタミンCや添加物を入れることによって酸化を防止しているためとなります。
同じ茶葉でも飲み方でカテキンの量が変わる
緑茶といえばカテキンが豊富に含まれていることで有名ですよね。
しかし、緑茶もウーロン茶も紅茶も元は同じ茶葉を使用しているのになぜ緑茶のカテキンばかりが注目されるのかは疑問です。
緑茶は茶葉を発酵させずに飲むものですが、ウーロン茶は茶葉を半発酵、紅茶は完全に茶葉を発酵させます。
実はカテキンの含有量はこの発酵という工程に関係があるのです。
カテキンはこの発酵という工程で減少してしまうことがわかっています。
そのため発酵前の茶葉を使用している緑茶にはカテキンがたくさん含まれているんですね。
以上が緑茶の雑学でした、いかがでしょうか?
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