ウォークマンの驚くべき広告戦略
2017年現在の小中学生ぐらいの年代の人にはもう伝わらないかもしれませんが、一時期ウォークマンがとても流行していましたよね。
ウォークマンは音楽などを録音したMDを再生できる機器で、それまでは音楽といえば家で聞くものでしたが、ウォークマンの普及により場所を問わずいつでも音楽が楽しめるようになりました。
iPodやスマートフォンの登場によりすっかりと見かけなくなりましたが、当時は爆発的に売れていたんですよね。
爆発的に売れた要因の一つとして広告戦略が挙げられます。
なんとウォークマンを宣伝するためにウォークマンで音楽を聴きながら街中を歩くバイトを雇ったのです。
いわゆる「サクラ」というものですね。
当時はこれがとてもかっこよく見えたためか、この広告戦略による効果は抜群であり、ウォークマンを購入する人も増えたようです。
日清のカップヌードルの思わぬ広告効果
現在ではカップ麺の代表と言えば日清のカップヌードルといってもいいほど、日清のカップヌードルは有名になっていますよね。
しかし、カップヌードルが発売された直後は実はそんなに売れ行きが良いものではありませんでした。
そもそもその当時にはカップ麺という食文化があまり馴染みのないものだったため、日清のカップヌードルを買おうという人がおらず、浸透しなかったのです。
そんな中、世の中を注目を集めた「あさま山荘事件」が発生しました。
あさま山荘事件の現場はマイナス15度という厳しい条件だったため、普通の弁当などはすぐに凍ってしまいました。
そこで注目されたのが日清のカップヌードルであり、待機していた機動隊員には温かいカップヌードルが配給されました。
あさま山荘事件は生中継されていてその平均視聴率は50.8%もあったため、厳しい寒さの中美味しそうにカップヌードルを食べている機動隊員にも注目がいくこととなり、結果的にかなりの広告効果があったのでした。
その後、日清のカップヌードルは一気に有名となり売り上げも好調となりました。
以上が広告の雑学でした、いかがでしたか?
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