再生紙は江戸時代から使われていた
現代ではエコの象徴として各企業などが再生紙を取り入れて使っていますよね。
このように現代ではリサイクルが求められるようになっているのですが、実は紙のリサイクルは江戸時代から行われていて、江戸では再生紙が既に使われていたって知っていましたか?
中世ヨーロッパは街中がゴミだらけになり、それが原因となって疫病などが発生した反面、日本人の衛生面はとても高く、リサイクルの意識が高かったことから、江戸の街並はとても奇麗で清潔なものだったとされていあす。
使えるものは限りなく使うという精神から誕生したものに、江戸時代の「浅草紙」というものがありました。
「浅草紙」は江戸中の様々なゴミが集められた後に分別された紙ゴミを再利用して作られたものなんです。
紙ゴミなどの古紙を細かくしてから釜で煮てドロドロにし、冷やした後は水気を切って板の上で叩いて平面にし、その後乾かして再生紙として利用していたのでした。
現代の再生紙は意外とエコではない
再生紙といえば現代のエコの象徴となっていて、再生紙を使っていることをアピールしている企業も増えていますよね。
しかし、実は再生紙についてはそれほどエコではないって事を知っていましたか?
資源を再利用することは良いことなのですが、再生紙を作るためにはそれなりにコストをかけることになるのです。
まず、すでにしみ込んでいるインクを落とすためには大量の石油を使うことになり、その後にはインクを落とした紙を漂白する必要があります。
インクを洗い流したり漂白する過程では当然ながら汚水が発生しますので、汚水を廃棄するのにもお金がかかります。
トータルで見ると再生紙を使うよりも実は新しい紙を買った方がコストを抑えられるといわれているぐらいなんですね。
以上が紙の雑学でした、いかがでしたか?
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