ブリは地方によって呼び方が変わる
「出世魚」と呼ばれる言葉があるとおり、成長する事によって名前が変わる魚がいますよね。
ブリについては出世魚の中でも特に名前が多く、地方によってもその呼び方が様々にあることは知っていましたか?
関東ではブリは「ワカナゴ→ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ」という順番で成長していきます。
しかし、関西では全く違う名前になっていて「モジャコ→ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ」というように呼び方が変わっていきます。
更に東北でも呼び方が異なっていて「アオッコ→ショッコ→ワラサ→ブリ」というように呼び方が変わります。
他にここまで地域によって呼び方が変わる「出世魚」は存在しておらず、大変珍しい魚であることがわかりますよね。
キブリとアオブリの違い
ブリの種類で、「キブリ」と「アオブリ」というのを聞いたことはあるでしょうか。
実は呼び方が違うだけで、どちらも同じ種類なのです。
では何が違うのでしょうか。
ブリは海の中を長距離移動する回遊魚ですが、キブリとアオブリではそこに違いがありました。
アオブリは回遊魚らしく海を長距離泳ぎ回ります。
エサを求めて泳ぎ回っている為、しっかりと肥えて、身の肉付きが良いのが特徴です。
一方キブリは、九州などの南海域に棲みついてアオブリのように回遊しないのです。
その為、頭部が大きく、体は痩せています。
つまり、同じ種類なのに回遊するかしないかで呼び方が変わっているのでした。
キブリは回遊しないので回遊魚とは呼び難いかもしれませんね。
以上がブリの雑学でした、いかがでしたか?
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