今回は「アロマってどういう意味?」ということで、言葉にまつわる雑学を紹介します。
普段からテレビCMなどの宣伝で「アロマ」という言葉を耳にする機会が多いかと思います。
しかし、実際に「アロマ」という言葉の意味について正確に理解できている人ってあんまりいないんですよね。
たまに「アロマの香り」などの使い方をする言葉ですが、実は誤用だってご存じでしたか?
アロマってどういう意味?
それではさっそく「アロマ」という言葉の意味について解説していきます。
英語の「アロマ」について日本語訳を調べてみると、以下の意味を持つ言葉だということがわかります。
・芳香、香り
・芸術品などの気品、妙趣
「芸術品などの気品、妙趣」という意味を持つのは意外ですが、日本で使われているアロマの意味は「芳香、香り」のことですね。
アロマという言葉自体に「香り」という意味があることから、「アロマの香り」などの使い方は意味が重複しているため、正確には誤用となります。
ギリシャ語が語源の言葉であり、元々は「香草、香辛料」という意味であったことから、アロマは植物の芳香を意味する言葉となりました。
また「精油」という言葉もありますが、精油は植物から生成されて植物の香りがする油を意味するため、アロマオイルとはほとんど同じ意味です。
現在では「コーヒーのアロマ」など様々なアロマが登場していることから、植物以外のより広い意味の芳香を指して「アロマ」と呼ぶことも多くなりました。
アロマセラピーとは?
続いて「アロマセラピー」についてです。
「アロマセラピー」とは別名「アロマテラピー」とも呼ばれており、日本語では芳香療法とも呼ばれています。
アロマセラピーでは、アロマオイルの芳香を用いて、病気の予防や治療、ストレスの解消、心身のリラクゼーションを目指します。
良い匂いがすることで気分が良くなるだけではなく、使われる芳香の種類によっては身体的な病気の症状を和らげる効果も期待されています。
アラビアやヨーロッパでは古来よりアロマテラピーによる治療が行われおり、精神的な病気ではうつ病などにも効果があると考えられています。
その他、ストレスの抑制、不安の解消、睡眠の質の改善、女性に対しては月経困難症などの治療にも使われることがあるそうです。
以上が「アロマってどういう意味?」や「アロマセラピーとは?」など雑学でした。
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まとめ
「アロマ」という言葉には「芳香、香り」「芸術品などの気品、妙趣」などの意味がある。
そのため、日本で使われている「アロマの香り」などの日本語は正確には誤用となる。
元々はギリシャ語で「香草、香辛料」という意味があったことから、植物の香りに対して使われる言葉である。
しかし、現代ではより広く香り全般を指す言葉として「アロマ」が用いられることもある。
「アロマセラピー」は香りを利用した病気の予防や治療、ストレスの解消、心身のリラクゼーションのことである。